井上質問を応援 菅首相、岡田外相の答弁は自民党と同じ
2010年08月05日
参院予算委員会での井上哲士議員の質問を応援傍聴。普天間基地の無条件撤去を迫りましたが、菅首相や岡田外相の答弁に、思わず「自民党といっしょじゃないか!」とヤジを飛ばしてしまいました。
だってひどいんですもの。菅首相に聞いているのに、まず岡田外相が出てくる。そして「(県内移設反対の)沖縄県民のみなさんの総意は重く受けとめなければならない。ただ、私たちは無条件撤去で抑止力を維持できるとは考えてない」とこたえる。次に菅首相が立って「岡田外相の言ったことが基本だが、同時に沖縄の負担軽減を目に見える形でやらなければならない」などと述べる。
菅首相に対する沖縄県民の怒りをそらすための完全な役割分担でした。沖縄では通用しない「抑止力」の一言をふりかざして新基地を押し付けようとするやり方といい、民主党が野党時代に批判していた自民党とまったく同じになってしまいました。
これでは菅(かん)は菅(かん)でも変節漢(かん)です。国会は乗り切れたとしても、沖縄県民の理解と納得を得ることは絶対にできません。そして、沖縄県民の怒りは必ず本土にも伝わり、国民の怒りとなって広がるでしょう。
★このところ、参院選の総括と今後の方針づくりのために、連日、党本部と国会を行き来しています。夜、党本部から宿舎に帰る電車の中でも、つい考えをめぐらせて、降りるべき駅を乗り過ごしてしまうことも。自分でも相当集中していると感じます。党内外からいただいた意見をしっかり受けとめ、現場に出向いての調査・研究も行って、みんなでいい方針を練りあげたいと思います。