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参院議長、定数削減の首相発言を「不見識」と批判

2010年08月02日

 西岡武夫参院議長が、国会内で緊急に記者会見し、菅首相が国会議員の定数削減で年内の与野党合意を目指すと表明したことに対し、「きわめて不見識だ。参院が首相の指示を受けることは一切ない」と強く非難しました。

 西岡議長は、参院は議長の諮問機関である参院改革協議会で定数是正や選挙制度改革にむけた議論を続けていると指摘。「私どもにやる気がまったくないならともかく、行政府の長が『参院定数40削減』という具体的な数字まで出すのはきわめて不適切だ」と強調しました。

 まっとうな意見だと思います。選挙制度という議会制民主主義の土俵をつくる問題については、国会の各会派が協議し、多数決ではなく、合意によって決めるのが基本です。多数決で決めると多数党に有利な選挙制度になってしまうからです。ましてや行政府の長が「指示」することは三権分立にも反します。

 菅首相は「まず無駄の削減」「国会議員自身が身を切ることも必要」などと述べて国会議員定数削減を指示しましたが、民主主意の土俵づくりの問題を、財政問題にすりかえるというレトリックを打ち破るうえでも、今回の参院議長の指摘は重要だと思います。

 財政問題をいうなら、年間320億円もの政党助成金こそ削減・廃止すべきです。全廃すれば国会議員450人分の歳出削減となるのですから。

 個人的には、政党助成金を全廃して、その一部を参院の”1票の格差”を是正するために活用する(人口の多い都道府県の選挙区定数を増やす)のも一案ではないかと考えます。

 要は、ゼニカネの問題でなく、国民の代表をどう選ぶのか、多様な民意を議席にどう反映させるのか、という観点こそが選挙制度改革の命だということです。

 まずは、「比例」部分を狙い撃ちにした定数削減で、少数政党を国会から抹殺し、民主党による事実上の“一党独裁”状況を制度的につくりだすたくらみを阻止するために、あらゆる政党、勢力と力を合わせたい。

 ★きょうは午前中、議員会館で「山下よしき国会報告」の打ち合わせ、午後、党本部で職場対策委員会、夕刻、国会で議員団会議。

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