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「非戦を選ぶ演劇人の会」 言葉の力を感じました 

2010年07月21日

 「非戦を選ぶ演劇人の会」(実行委員は永井愛さん、渡辺えりさんら35人)によるピースリーディング(朗読劇)を観てきました。けさの「しんぶん赤旗」の紹介記事を読んで、どうしても行きたくなったのです。

 核兵器問題を取り上げた朗読劇「Re:カクカクシカジカの話」。大学4年生のマサトが核問題のリポートを書くことになり、ネット上で「核武装派」と「核廃絶派」の激しい論戦が繰り広げられます。オバマ演説、北朝鮮の脅威、核抑止力論などかんかんがくがくの議論のなかで、いったんは「核抑止は必要」となるマサト。しかし、被爆者が語る被爆の実相に、「平和ボケしてたのは僕だ」と気づき猛勉強。最後は「簡単ではないし強い決意が必要だけど、核廃絶は本当に可能だと思う」と確信します。

 1時間半の朗読劇に、言葉の力、演劇の力を感じました。そして、被爆者の被爆体験、世界の政治家、軍人、知識人たちの発言に、事実の力、知識の力を感じました。観客がマサトと一緒に難しい問題と向き合い、認識を発展させ、成長していける構成もよかった。

 どんな言葉が人々の心に響くのだろう?――そんな問題意識を持っていた私にとって、大きなヒントをもらったように思います。

 第2部はドキュメンタリー映画「ヒバクシャ―世界の終わりに」の監督・鎌仲ひとみさんへのインタビュー、第3部は追悼企画リーディング「井上ひさし 平和への祈り」。

 『井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法』、『父と暮らせば』、『太鼓たたいて笛ふいて』、『闇に咲く花』、『紙屋町さくらホテル』、『きらめく星座』、『夢の裂け目』など引用された井上ひさしさんの作品は、まさに“言葉のもつ力”を実感させてくれるものでした。

 最後に、総合プロデューサーの渡辺えりさんの言葉を紹介します。

 「イラク攻撃を阻止しようと緊急に立ち上がった演劇人によるリーディングも今年で7年目、今回で13回目になります。
 毎年、現実に起きている世界の戦争の実態を掘り起こし、その悲惨さや、愚かしさと矛盾を、演劇人として少しでも多くの方に伝えようと頑張ってきました。(中略)

 『むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめにかくこと』井上ひさしさんの言葉です。私たち演劇人は非戦を訴えるこのリーディングでもこの精神を忘れずにいたいと思っています。独りよがりにならぬよう、常に自分に問いかけながら、平和の大切さを考えて行きたいと思っています。

 私たちの声は小さいかも知れませんが、小さい言葉でも、その言葉を伝え続けることが私たち演劇人の責任でもあると考えています。私たちはあきらめません」

 フィナーレで舞台にあがった演劇人の方々は約60人。みなさんボランティアです。すごいなと思いました。言葉の力、演劇の力…それぞれの人が、それぞれの力で、平和をつくるために力を合わせたいですね。ありがとうございました。

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