朝７時、いすゞ自動車藤沢工場の正門前に立ちました。バスや徒歩で出勤する労働者のみなさんに、「おはようございます。事故などされないよう、お気をつけて。いってらっしゃい」と声をかけながら参院選公約パンフレットを手渡します。

　一昨年のリーマンショック直後の「期間・派遣社員切り」で労働者の数が減ったとはいえ、この工場で働く人は７０００人。日本のリーディング産業を担う大工場です。　

　工場に入る門もたくさんあり、きょうは６カ所で、いすゞの現役労働者やOB、地元市議や党地域支部、地区委員会のみなさんが協力して宣伝活動に取り組みました。はたの君枝神奈川選挙区候補、岡崎ゆたか比例候補も駆けつけました。

　足早に、黙ったまま門の中に入る労働者ですが、私が予想していたよりもはるかに多くの人たちがパンフレットを受け取ってくれました。選挙の時だけでなく、定期的に門前宣伝していることの反映でしょう。

　昨晩、いすゞの党支部の仲間から、この間（０９年１月〜１０年６月）発行した職場新聞・ビラが届きました。

　「解雇撤回　非正規労働者の声、いすゞを動かす　期間・派遣社員立ち上がる！」（０９年１月）
　「０９春闘　会社は減産、減収というけれど…　もう我が家は“破産”です」（０９年３月）
　「残業ゼロ、もう限界！　満額回答で社員の生活守れ！　内部留保５・３％で可能」（０９年３月）
　「４・５月２割賃金カット休業　雇用調整助成金８０００万円出たって本当？」（０９年６月）
　「働きやすい職場をめざして！　なんかおかしいぞ！昼休み」（１０年１月）
　「１０春闘　聞こえますか！？　社員の悲鳴　一時金『４カ月』はひどすぎる！」（１０年３月）
　「私たちはロボットじゃない！　異常です！　残業月平均（４〜６月）７６時間」（１０年６月）

　見出しを見るだけでもいすゞで働く労働者の労働と生活の実態がわかります。「ここには自分たちの声が載っている」と多くの労働者が共感してくれているに違いありません。こうした不断の努力のうえに、きょうの門前宣伝の反応のよさがあるのだと思います。日本共産党の職場支部の存在と活動の大きな意義をあらためて感じることができました。　　

　午前８時から１０分間（８：１５始業なので）、宣伝カーを使って音出し宣伝。私は、「いいクルマ、いいトラックをつくるために、毎日奮闘されているいすゞで働く仲間のみなさんに敬意を表します。私も生協職員時代、ハンドルを握っていたのはいすゞのエルフ１・５t車でした。きびきびした動きでとても運転しやすかった」と切り出しました。

　そして、「働く人を大事にしない会社ではいいモノづくりはできません。働く人を大切にするルールは個々の企業の努力だけでなく、法律で残業時間の上限を規制するなど政治の役割が大きい。そのために企業献金受け取らず、働く人の立場に立ってがんばれる日本共産党を伸ばしてください」と訴えました。

　伝わったかなあ。