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菅新内閣の支持率をどう見るか 兵庫労働者後援会で講演

2010年06月10日

 兵庫県労働者後援会の決起集会で記念講演。けさの新聞各紙の世論調査で菅新内閣の支持率が60〜68%と高い数字だったので、「情勢をどうとらえるか」に時間をさいてお話しました。

photo 昨年の総選挙で、暮らしを壊し貧困と格差を拡大した自公政権に「ノー」の審判を下したのは国民の力でした。そのわずか9カ月後に、国民の期待と公約を次々裏切った鳩山内閣を退陣に追い込んだのも国民の力です。

 1月に開いた日本共産党第25回党大会の決議は、「国民が自らの切実な要求を実現することを出発点にしながら、政治的な体験を一つひとつ積み重ねるなかで、日本の政治をさらに前にすすめる自覚と力量を高めていく必然性がある」と、「過渡的な情勢」のもとでの国民の認識の発展過程に大きな信頼を寄せていました。

photo まさに、そのとおりとなりました。70%もの高支持率を受けて発足した鳩山内閣の、その後の言動をみて、国民の期待は失望へ、失望から怒りへと変わりました。その認識の発展はものすごく速かった。

 そのような過程のなかで、菅新内閣が発足しました。支持率が高い背景には、「こんどこそちゃんとやってほしい」「国民を裏切らないのでほしい」という国民の願いと期待があるのだと思います。

 菅内閣が、鳩山内閣の路線を引き継ぐなら、国民はさらに認識を発展させることでしょう。その速さは、9カ月の体験を踏まえてのものであり、さらに加速されるでしょう。

 そういう立場から、国会論戦に挑みたいし、国民との対話にとりくみたいと報告しました。

photo 「きょう、ここに来るまでは風が変わって、正直、選挙どうかなあと思っていたが、山下さんの話を聞いて元気になった」との発言がありました。よしっ。

 堀内照文兵庫選挙区候補、大前まさひろ神戸市議候補(郵政非正規労働者出身)の決意表明もよかった!

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