志位委員長の「アメリカ訪問報告会」を視聴して 鳩山首相再訪沖
2010年05月23日
志位委員長の「アメリカ訪問報告会」をHPの動画で視聴しました。日本共産党党首としてはじめてとなった訪米の成果を多面的に知ることができます。
私がもっとも感銘を受けたのは、報告の最後に語られた「日本共産党の野党外交が、米国にまで達した意味について」です。志位委員長は、米国政府との間で、「立場が違っても意見交換を続けることが確認された」ことについて、次のように述べました。
「わが党は、国民多数の支持を得て、日米安保条約を廃棄する展望を持っています。条約上は第10条の通告によって廃棄することになりますが、その場合でも、通告で米国と縁を切るわけではありません。通告して“はい、さようなら”というわけじゃないんです。
対話と交渉によって、日米関係をさらに前向きに転換・発展させ、日米友好条約を締結することが、そのときの重要な課題となってくるでしょう。
今回、米国政府・議会と、第一歩ですが対話の道を開いたことは、ゆくゆくはそこまで発展する関係の礎石を築いたといっていいと思います」
当面の諸課題だけでなく、将来の日本を変革する事業にとっても、大変大きな意味を持つ委員長訪米の成果でした。
★きょう、鳩山首相は沖縄を再訪問し、仲井真沖縄県知事や首長らに、米軍普天間基地を「辺野古」に移設する政府の方針を伝えました。
米国に言うべきことを言わず、「最低でも県外」との自らの言葉を「できる限り県外」と捻じ曲げて、結局、自公政権とほとんど同じ案を沖縄県民に押し付けようとするとは、最低最悪の対応であり、日本国首相の資格なしと言わねばなりません。
仲井真知事は「きわめて困難」、稲嶺名護市長は「到底受け入れられない」と表明しました。いくら日米政府が合意しても、政府方針として決定しても、怒りの炎に包まれた沖縄に新たな米軍基地をつくることは絶対にできないでしょう。
沖縄と本土がますます連帯し、普天間基地の「無条件撤去」という唯一の解決策を日米政府に決断させよう!
夕刻、強い雨の中を上京。