大阪市会補欠選挙（５月１４日告示、２３日投票、定数１）が行なわれる大阪市福島区へ。今回の補選は、日本共産党の清水ただし参院大阪選挙区候補が、参院選に挑戦するために市会議員を辞したことに伴うもの。なんとしても山田みのり市会候補に党議席をバトンタッチしなければなりません。

　業者後援会の役員さんと福島区内の工場や商店を自転車で訪問しました。福島区は「野田藤」で有名な街。あちこちの公園の藤棚にはうす紫色の花房が下がりはじめ、これからがちょうど見ごろのようです。

　しかし、訪問先で聞く声は、「印刷・製本の仕事がまったくないので年金で食べている」「縫製の仕事は大半が中国に出て行ってしまい、カタログに載せる見本品の注文のみの受注になった」「大店法の廃止以来、商店街の人通りががくんと減った。お客がさっぱり来ない」などなど、業種を問わず深刻でした。

　同時に、「政治は中小企業の先行きに展望が見えるようしてほしい」「政治家はもっと本気でものを言ってほしい」との真剣な要望や期待も。

　私も、全力で政治と党の中小企業政策を語り、１６軒対話して「しんぶん赤旗」の日刊紙読者が３人、日曜版読者が７人増えました。対話すればするほど、中小企業経営の大変さとともに、これまでの経済政策・中小企業政策の根本的転換が待たれていると感じます。聞かせていただいた貴重なご意見はすべて今後に生かしたいと思います。ありがとうございました。

　夕方、阪神・野田駅前で山田みのり市会候補、後援会のみなさんと宣伝。きょうは通行人と同じ目線でしゃべりましたが、近づいてきて「がんばって」「こんどは共産党に入れるつもりや」と声をかけてくれる人が多い。さすがは清水候補が定数２の市会でトップ当選し、保育所２カ所建設など区民要求を実現してきた福島区です。

　橋下大阪府知事のグループも補選に候補を立てるそうですが、大阪市、大阪府を解体して関西州を立ち上げ、湾岸部の巨大開発を推進しようという知事の構想では、福島区民の暮らしも街づくりも置いてきぼりになるだけです。

　区民の暮らしの目線で市政を１歩１歩変えてきた清水ただしの仕事を、引き続き山田みのりにやらせてください、と心を込めて訴えました。