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知的障害児生活施設・豊里学園で感じたこと

2010年04月24日

photo 知的障害児生活施設・豊里学園(大阪市旭区)を訪ねました。玄関を開けると「おはよう」と元気な声。中学生くらいの男の子がモップをもって掃除しながら笑顔であいさつしてくれました。「おはようございます」と私もにっこりごあいさつ。朝からいい気分になりました。

photo 吉田重美園長、小山道彰事務長が施設内を案内してくれました。ここで暮らすのは7歳から30歳代の子どもと青年たち。本来は18歳までなのですが、大人の施設の受け入れ先がなく、残っている人もいるとのことでした。定員は80人で現在76人が入所しています。男の子のスペース、女の子のスペース、共通のスペースと別れていて、各居室は4人部屋。

 ある部屋から子どもたちが明るい声で歌う「ウィ・アー・ザ・ワールド」が聞こえてきました。USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)が学校送迎バスを寄付してくれたお礼に、近くUSJのステージ上でキャラクターたちと一緒に歌うのだそうです。それはすごい。とっても上手だったので拍手すると、みんなうれしそうでした。がんばって。

photo 給食室には献立表が貼ってありました。ちなみにきょうの昼食はラーメンとギョウザ。子どもたちにとって食事は大きな楽しみであるとともに、家庭できちんとごはんを食べさせてもらえなかった子どもには健康と発達の土台です。

 子どもたちの障害の程度は軽度から重度まで幅広い。そのうえ家庭での虐待やネグレクトを受けている子どもも増えています。一人ひとりに向き合い、適切な支援を行うことが求められています。そのためには職員がもっと必要だし、子どもたちが一人になりたいときになれる場所など施設の改善も必要とのことでした。

 国の職員配置基準が何十年も変わらないなど、こうした施設が政治的・社会的に放置されてきたことに胸が痛みました。今回、児童福祉法の最低基準がなくなれば、私たちの社会がいよいよ“豊かな社会”から遠ざかるなと思いました。
 

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