午前、参院総務委員会で「地域主権改革」一括法案等についての参考人質疑。TVカメラが7台も並んだのは、話題の東国原宮崎県知事が参考人の一人として出席するからか。

　その東国原知事が、「地域主権改革」の行き着く先がどこか、見事に示してくれました。いわく、「国から地方に、権限・財源が移譲されることになると、その受け皿は現在の市町村では無理。河川管理や国道管理はもっと広域で行わなければならない。県同士の合併が必要になることもある」

　これは必然の流れです。そうすると、「平成の大合併」の第2弾が起こり、過疎地域はますます行政サービスから遠ざかることになるでしょう。その点をたずねると、東国原知事は悩ましい様子をみせつつも、「やはりスケールメリットを追わざるを得ない」と答えました。

　鳩山政権は、「地域のことは地域に住む住民が決める」のが「地域主権」だといいますが、「地域主権」の名の下に、住民と役所の距離がいっそう遠くなるのでは“看板に偽りあり”です。

　★夜、神奈川県平塚市で演説会。はたの君枝・参院神奈川選挙区候補と。私からは50分あまりお話させていただきました。いま、「民主党にはがっかり」「けど自民党はこりごり」「新党もうさんくさい」と感じながら、新しい政治の中身を真剣に模索する人たちがものすごく増えています。そういう人たちすべてに「どっこい日本共産党がありますよ」ということを伝えたい、と訴え。久しぶりの「居酒屋トーク」「おばあちゃんの2つの教え」「マルクスって知ってる？」もよく聞いてくれました。

　「うばすて山行きバス」のイラストパネルを借りた小池議員から「くれぐれも神奈川の皆さんによろしくとのことでした」と伝えると自然と拍手が。それにしても800人の参加者のノリは非常に良かった。出口で「最高でした」「愉快なお話でした」「学徒出陣の話を思い起こしました」などの声をたくさんかけていただきました。よかった〜。ありがとうございました。