2010年04月05日
4日、3週連続で父の見舞い。いや〜驚きました。先週まで集中治療室で人工呼吸器やらいろんな管やら体中につけて意識もはっきりしないままベッドに横たわっていた父なのに、きょうは一般病室のベッドの上で上半身を起こして自分で食事を摂っているではありませんか。
会話も普通にできて、「心配かけてすまんかったの」と恐縮しておりましたが、基礎体力があるというか、運が強いというか、なにより適切な処置をしていただいた病院の先生・スタッフのみなさんのおかげでしょう。
救われた命。完全に回復したら、1日1日感謝の気持ちで大切にすごしてもらいたいものです。それにしても安心しました。
5日、ふるさと香川の善通寺駅を朝出発して特急と新幹線で東京へ。車中、この2日ほどほとんど寝ないで資料を読んだ問題をPCでレポートにまとめました。午後、党本部で職場対策委員会。夜は、東京の労働者演説会に参加。渋谷CCレモンホールは開会後ほどなく満席に。客席で演説を聞くことというのはほとんどないのですが、きょうは志位委員長や小池政策委員長、田村智子比例候補の演説をじっくり聴くことができました。
「新党騒動」について、志位さんは「みんな自民党政権で大臣やっていた人たち。早く出たのがみんなの党。あとから出たのが与謝野さん。この人たちに新しい政治を期待することはできないのではないでしょうか?」とスカッと批判。これはわかりやすい。そのうえで、「国民がつくった富を、大企業だけが独り占めにするシステムを改める必要がある」として、「雇用は正社員が当たり前のルールを」「最低賃金引き上げと公契約法・条例で労働者の賃金底上げを」「大企業と中小企業の公正な取引のルールを」と提案。
財界の「国際競争力が低下する」という言い分について、「この10年間大企業の利益と内部留保は増えたのに、主要国の中でGDPが横ばい、労働者の給料が下がったのは日本だけではないか」「莫大な内部留保は、国内の設備投資にはほとんど回らず海外でもうけるために使われている。国内で使わないのは需要がないから。労働者に低賃金、中小企業に低単価を押し付けてきたからだ」と喝破しました。なるほどこれはいい。事実にもとづく強い反論です。
演説はどんな立場の人々をも納得させるものでした。労働者演説会だからといって特別なはなしではなく、この太い柱でともに新しい日本をつくろうとよびかけることが大事なんですね。大変参考になりました。