きのうの質問が、きょうの「日経」に「無償配布拡大を検討」の見出しで紹介されていました。

　小さな記事ですが、本文には「原口一博総務相は３０日の参院総務委員会で、NHK受信料の全額免除世帯を対象に実施している地上デジタル放送受信用チューナーの無償配布について『（対象の）拡大を検討したい』と述べた。経済的困窮を理由に地デジを視聴できない事態を回避したいという」とありました。

　だれの質問に答えたものか書かれてないのはフェアじゃありませんが、よくぞ見逃さずに報道してくれました。大臣答弁を実行させるため、総務省のとりくみをしっかりウオッチしたいと思います。

　★きょうは午後、参院本会議。「公立高校授業料無償化法案」が与党と公明、共産の賛成で可決・成立しました。自民党の反対討論は「参院選挙目当てのバラマキだ」「日教組は日の丸・君が代に反対している」という八つ当たり的内容。経済的理由で「高校に行けない」「退学せざるを得ない」と悩んでいた子どもたち親たちの前でその反対討論できる？

　★１５時からの党首討論をイライラしながらTV視聴しました。自民党・谷垣総裁は、閣僚・民主党議員の不祥事をこまごまと羅列することから討論を始めました。う〜ん、この問題から入るの？だって、自民党に「政治とカネ」を追及できるとは思えませんもの。案の定、このテーマはあっさりと終わってしまいました。

　続いて、「普天間基地」問題を取り上げた谷垣氏。しかし、追及の角度は「３月に解答を出したいといったではないか。総理の資質に関わる」というトンチンカンなもの。これでは重箱の隅をつつくことにもなりません。案の定、鳩山首相に反撃されていました。

　首相の「国外・県外移設」の公約違反をどうして突かないのか？まあ、「唯一の解答は自公政権が決めた辺野古沖移設だ」というのですから突けるはずもないか…

　それにしても、深刻な暮らしの実態は一切出てこない、「政治とカネ」問題もえぐられない、沖縄県民の「県内移設反対」の総意を実現する道も見えてこない――こんな党首討論では国民は政治に失望するばかりでしょう。

　参院選で躍進して党首討論に志位さん復活、国民に希望の湧いてくる党首討論にしなければ！