いや〜勉強になりました。関西の某産別職場で働く労働者でつくる日本共産党後援会連絡会の参院選勝利学習決起集会に参加しました。

　この産別職場は、先の第２５回党大会の中央委員会報告で、連合労組が「３年たったら正社員」という要求をかかげ、非正規労働者の正社員化の運動を発展させているとして紹介された職場です。自覚的な労働者が、非正規労働者に心を寄せ、「節度ある批判と道理ある説得」の立場で、非正規労働者の要求を労働組合に持ち込み、労働組合とともにたたかってきたことの反映として注目されました。

　職場OBで現在、党大阪府委員会職場援助委員として奮闘されているWさんの講演、各単産職場後援会代表の発言は、どれも実践のなかで到達した“珠玉の名言”でした。

　「『節度ある批判と道理ある説得』というのは職場目線のことです。『アホ、バカ』は上から目線なんです。そんなやり方はいま流行らない」

　「『ほめる』というのは案外難しいんです。変なほめ方をしたら相手を傷つける。だから全体像をきちんと分析したうえで正確にほめる。相手も私たちにほめてほしいと思っている」

　「職場の中で私たちは存在感があります。私の身近にいる契約社員が組合大会で発言しました。職場では自分たちの生活を守るんだという思いがふつふつと沸いています」

　これらは、日本の労働運動を発展させるうえで大事な教訓だと思います。

　それにしてもみなさん“いい顔”しています。職場で貫いてきた自分たち生き方に誇りと確信をもっていることが表情にも表れています。集会後の懇親会でもそのあたりをたっぷりと聞くことができました。