2010年03月13日
工場移転にともない非正規労働者を解雇したバンドー化学(神戸市)の争議解決集会が13日開かれました。予算委員会質問準備のため駆けつけることができず残念でしたが、メッセージを送りました。
メッセージ
労働者をモノのように使い捨てる会社のやり方に、大切な家族との生活を守るため、泣き寝入りせず、最後まで全員で知恵と力を出し合ってたたかってきたみなさんに、あらためて心から敬意を表します。
昨年の10月、厚生労働省まで足を運び、「正社員も非正規も神戸で働きたいと思っている」「5年間働いてきて仕事に誇りを持っている。早く解決してほしい」「10年前から派遣で働きはじめ2年前に準社員になった。製品の不良率を大幅に下げるのにがんばってきたのに、工場移転で首切りは許せない」「毎日が不安で不安でしょうがない」など、一人ひとりの自分自身の言葉での訴えは、強く心に残っています。
1カ月のストライキを含めたみなさんのたたかいは、労働者派遣法の改正をはじめ、人間が人間らしく働く労働のルールをつくろうという大きな歴史のうねりにたしかな一歩を築きました。そして、たたかいのなかで強くたくましく成長されるみなさんの姿は、多くの人々に勇気と感動を与えてくれました。
人間が人間として誇りを持って働き、生活できる社会をつくるため、引き続き力を合わせ、ともにがんばりましょう。
2010年3月13日 日本共産党・参議院議員 山下よしき