2010年01月20日
午前中の参院本会議。財政演説に対する各党代表質問でした。「政治とカネ」の問題で、鳩山首相は「母からの資金提供は何も承知していなかった」とくりかえすばかり。議場の半分を占めるはずの民主党席からの拍手もパラパラとしか聞こえません。
「財政問題」で44兆円もの国債発行を問われて、鳩山首相は「税収が37億円まで落ちたから」と答弁。自民党席から「鳩山家が税金払わないからだ」と野次が飛びましたが、面白いけど、こちらもまったく展望のない話です。
5兆円にのぼる軍事費と大企業・大資産家優遇税制という「2つの聖域」にメスを入れられない2大政党間の議論は、聞いていても深まりません。
「基地問題」もしかり。自民党尾辻参院会長は「沖縄の基地は銃剣とブルドーザーで勝手に奪われたものだ」と質問。私は思わず「だったら無条件撤去すべきだ」と野次を飛ばしてしまいました。与党時代、「県内たらいまわし」で沖縄県民を苦しませ続けてきたのはいったい誰でしょう。
それに対する鳩山首相の答弁は「日米安保は必要。その立場から普天間基地の問題解決にあたる」というもの。私は「アメリカの同盟国でも基地を撤去させた国はありますよ」と野次。
う〜ん。聞くだけ、野次だけでは欲求不満がたまります。参院選で議席をどんと増やして、日本共産党として代表質問に立たなければ。がんばろう!
午後は、労働組合・民主団体と党国会議員団の懇談会。3時間みっちり、国民生活の実態、あるべき理念と政策など、大変レベルの高い意見を聞くことができました。国会論戦に生かしたいと思います。ありがとうございました。