「しんぶん赤旗」や入党のおすすめをしながら、大阪の庶民の声をじかに聞いて回りました。大阪市東淀川区の党淡路支部、井高野支部のみなさんと。

　鳩山政権に対する庶民の視線はするどい。総選挙での「政治を変えたい」との国民の願いを背に受けて誕生した政権に対し、「もうすこし長い目で見てやってほしい」との声もあるものの、「大丈夫かいな？」という声が急速に広がっています。

　各々が疑問を呈する内容は様々です。「やっぱり普天間の問題がアカンのちがう」「借金を増やすならもっと金持ちから税金とらなあかん」「お母さんから何億円ももろてる鳩山さんからまずとったらええねん」「鳩山首相がふらふらして指導力がない」など。

　こうした不満の根本に暮らしの深刻さがあることも出されました。「年金は少ないのに医者代が大変」「私らの年代はまだましやけど息子や孫の代は大変。まともな仕事がない」などなど。

　「大企業中心、アメリカいいなりのこれまでの政治を大もとから変えんと政治は変わりませんよね」と水を向けると「そうやねえ」とすっと受け止められます。

　国民の認識は日々発展している、政治を根本から転換する日本共産党の改革方針がますます待たれている、そう強く感じました。わかりやすく、力強く、大規模に、国民に働きかけたい。対話を通じて9人の読者が増えました。

　もうひとつ、党支部の草の根の力です。淡路支部も地域の一軒一軒と結びついています。突然の訪問なのに、「まあ上がり」と囲炉裏にあたらせてくれるお宅もありました。

　井高野支部は私が小選挙区候補者時代、“困った人をほっとかない”草の根の活動を学ばせていただいた支部。いまも毎月の生活相談や地域の河川の管理など世話役活動にコツコツ取り組み党への支持を広げています。例の“つるし柿のきずな”も今年もとりくまれていました。

　党活動の原点を改めて学んだ活動でもありました。