|
||||||||||||||
|
オーストラリア国会で上院・教育・雇用・労使関係委員会・前副委員長と懇談2009年12月18日 オーストラリアの首都キャンベラでの「教育改革」調査。まずは、去年開校したハリソン・スクールを視察しました。4歳から12歳までの子どもたち540人が通っています。07年政権に就いたラッド首相が、アジア外交とアジア言語教育を重視する政策を打ち出したことを受け、この学校では日本語教育に力を入れています。 事実、体育館の手作りのタペストリーには、「みんな一緒に」「公平に」など、この学校の原則を表す言葉が並んでいました。 広々とした敷地に平屋建ての教室が並び、1クラスの人数は平均21人。日本の子どもたちにもこの環境を与えたいと思いました。 ★次に、オーストラリア国会を訪問し、ギャリー・ハンフリーズ上院議員(教育・雇用・労使関係委員会・前副委員長)と懇談。ハンフリーズ上院議員は、各州ごとに違う就学年数やカリキュラムをそろえようとしていること、海外留学生の獲得に力を入れていること(なんと、海外留学生の受け入れはオーストラリアで3番目に大きい外貨獲得額だそうです!)などを説明してくれました。 私からは、1989年まで無料だった大学の学費が有料になった理由をたずねました。ハンフリーズ議員は、1970年代半ばに学費無料制度を導入したのは、低所得層の大学進学奨励策だったが、その層の進学がまったく増えず、高所得層への補助金になっているとして見直された、と説明してくれました。 懇談後、国会見学。写真は下院本会議場。 ★続いて、連邦教育・雇用・労使関係省を訪問。バーマスター高等教育・青年・国際局長などから、ナショナル・カリキュラムづくり、アジア言語教育について説明を受けました。NSW州の新聞が特集した、学校ごと個人ごとの成績公表が、子どもや社会にどんな影響を与えているか、そうしたやり方をどう評価しているか聞きたかったのですが、これまた時間切れ。残念です。 ★調査の最後は、「クエスタコン」と呼ばれる国立科学技術センター。1988年、オーストラリア建国200年事業として建てられ、総工費の半分を日本政府や企業が負担しました。子どもたちに科学の面白さを体験してもらう展示物がたくさんあってワクワクします。 私も空気砲を体験。的の真ん中に当てるのはなかなか難しい。 時計回りに回転するシーソーのような遊具。板の両端に乗った2人がキャッチボールしますが、回転によって生まれた遠心力でボールは曲がりうまく届きません。男の子が夢中になっていました。 暖かさと冷たさを手のひらで同時に感じると、感覚が敏感になり「熱っ、冷たっ」と不思議な体験ができる実験遊具。 オーストラリア各地で科学実験の移動展示ショーを開催するために、国立大学の学生15人が8隊で1年間キャラバンしているとのことでした。力が入っています。案内してくれたデュラント・ディレクターと。宇宙飛行士の毛利衛さん(日本科学未来館館長)は友人だそうです。 キャンベラ市街を眺望できる高台に上りました。戦争記念館、旧国会議事堂、新国会議事堂が一直線に並ぶ、まさにつくられた首都です。 途中、野生のカンガルーを発見!ちょうどジャンプする姿を捉えることができました。オーストラリアでは野生のカンガルーに出会うのは珍しくないそうです。 |
|||||||||||||
■山下芳生国会事務所 〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館1123号室 TEL:03-6550-1123 FAX:03-6551-1123 |
■日本共産党国会議員団近畿ブロック事務所〒537-0025 大阪市東成区中道1-10-10ホクシンピース森ノ宮102 TEL:06-6975-9111 FAX:06-6975-9115 |
本サイトへのリンクや、文書・写真などの複製・転載などにつきましては、事前にご連絡をくださるようお願い致します。 Copyright since 2003, Japanese Communist Party. All right reserved. |