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ニュージーランド・オークランド市で「教育改革」調査2009年12月14日 ニュージーランドに到着しました。きょう、成田からの直行便で降り立ったのはニュージーランド北島の北部にある都市・オークランド市。南半球の季節は初夏。とてもさわやかに感じます。 ★というわけで、大変興味深い国なのですが、今回の調査目的は「教育改革」です。まずは、教育省オークランド事務所を訪ね、アディン所長にお話を伺いました。 ★次に訪問したのは、マクレインズ・カレッジ(上の写真。日本の中学2年生から高校3年生までが学んでいます。佐藤泰介団長と)。ベントレイ校長が案内してくれました。小高い丘の上にある学校からは真っ青な海が眺望でき、広々とした芝生のグラウンドも美しく、とにかくすばらしいロケーションです。 ニュージーランドでは97%の学校が公立だそうですが、高校までは授業料は無償(!)です。入学試験もなく(!!)、地域に住む子どもなら優先的に入学できます。これは日本と比べて文句なしにいい。保護者は、年間2万円~3万円の寄付金を払っているとのことでしたが、それでも日本の公立高校の授業料約12万円に比べればはるかに安い。ただし、積極的に受け入れている留学生の授業料は年間100万円ほどで、学校財政の重要な部分となっています。 全校生徒2500人(うち303人留学生)のマクレインズ・カレッジの教育で大きな特徴となっているのが「ファナウ・ハウス」(「ファナウ」とはマウイ語で「家」の意味)と呼ばれる制度。全校生徒を8つの「ハウス」に分け、入学してから卒業するまで(13歳から18歳まで)の5年間を同じ「ハウス」(建物)で学びます。5年間同じ「ハウス」で学ぶとシニアとジュニアの交流ができ、社会性やリーダーとしての役割も身につくのだそうです。 ★次に訪問したのは、オークランド日本語補修学校。オークランドに住んでいる日本人の子どもたち(小中学生)を中心に、日本の学校と同じ教科書を使って国語、算数、理科、社会を教えています。昼間は、地元の学校でニュージーランドの子どもたちと一緒に授業を受け、放課後、この学校にやってきます。ちょうど小学生の男の子が「年賀状」づくりをしていました。教室の壁には、子どもたちの将来の夢がいっぱい書いてありました。 海外で暮らす日本の子どもたち、日本とゆかりのある子どもたちに、日本語や日本の文化を教えることは、グローバル化・多様化する国際社会のなかで大変意義のあることだと思います。日本政府から教師の人件費は補助されていますが、ボランティアによる学校運営は苦しい。保護者が手作業で敷地の整備をしていました。もっと財政的な支援が必要だと感じました。 |
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