うれしいニュースが飛び込んできました。「ＮＴＴ１１万人リストラ大阪訴訟」の勝利判決が確定しました。最高裁はきょう、「ＮＴＴの遠隔地配転に業務上の必要性は認められない」とした大阪高裁判決を不服とするＮＴＴ側の上告を棄却しました。

　原告の一人、私と同じ大東市に住む木村精一さんから電話がありました。

　長年ＮＴＴに貢献してきた労働者を50歳で一律に退職させ、賃金を3割カットして子会社に再雇用する、同意しない者は見せしめのために遠隔地に配転する、というやり方が断罪されました。

　巨大企業の非人間的なリストラに真っ向立ち向かい、足かけ8年、ついに勝利した労働者と家族、弁護団のみなさんに心から祝福の言葉を贈りたいと思います。

　この勝利は、日本の社会のあり方を変える力となるでしょう。そうなるように私もがんばりたい。あんまりうれしくて、新大阪で新幹線を降りるのも忘れて新神戸まで行ってしまいました。

　★もうひとつ、うれしいことがありました。毎年行われる「ゆきとどいた教育をすすめる全国教育署名」大阪国会請願団との夕食懇親会。昨年、橋下大阪府知事に「お金がないならなぜ公立に行かない」と言われ、泣きながら反論した高校生Ｓさんが、今年は大学生として参加してくれました。

　「経済的理由で学ぶことをあきらめる仲間を一人もつくらない」と学生自治会や学費ゼロネットでがんばっているとのこと。うれしいですね。後輩のＭさんも「私たちが橋下知事に反論できたのは、私たちには“学ぶ権利”があることを勉強していたから」ときっぱり。感心しました。

　彼女たちの姿に、教育のもつ力の大きさを実感します。

　★午前中、13日から出かける参院海外調査団（ニュージーランド、オーストラリアの「教育改革」を調査します）の準備。午後、13日の「ＮＴＴで働く仲間の集い」での講演準備、工藤晃さんの「資本主義の変容と経済危機」の学習会など。