2009年12月04日
臨時国会が閉会しました。私にとっては悔しい終わり方でした。というのも、「シベリア抑留者特別措置法」を成立させることができなかったからです。
あと一歩でした。今年の3月に参議院に当時の野党が提出した法案を、自民、公明の賛同も得て成立させようと、法案提出者で意思統一。各方面に働きかけた結果、自民、公明両党も党として正式に了承したのですが、臨時国会最終版のゴタゴタに巻き込まれてしまいました。元抑留者の年齢(平均87歳)を考えると断腸の思いです。
臨時国会最終日(12月4日)、議員会館で全国抑留者補償協議会(全抑協)のみなさんと国会議員が共同で記者会見を行いました。
全抑協の平塚会長は、「苦労に苦労に苦労を重ねてやっとここまで来た。なんにもなく亡くなっていくと思っていたがここまで来た。補償法ができれば死んでもいいと夢を見ながらここまで来た」と語りました。
大野副会長は、「ここまですすんで感無量。延期はがっかりした。あの世に行ってから結果が出たのでは死んだ仲間に報告できない」と述べました。
本当に残念です。立法府に身を置くものとして、次期通常国会での1日も早い成立を図るべく努力したい。
「我々は、長く我慢することには慣れた老兵」との言葉に、救われた思いがしました。元抑留者のみなさんお一人お一人と握手して決意を新たにしました。