2009年10月15日
兵庫労連・バンドー化学一般労働組合(山下浪一郎委員長)のみなさんと厚生労働省へ。派遣法違反の申告(8月)に対する迅速な是正指導を要請しました。
バンドー化学は、これまで3年の上限をはるかに超えて多数の派遣労働者を受け入れてきましたが、6月に突然神戸工場の年内閉鎖を発表。正社員とともに準社員、派遣労働者にも栃木県足利工場への移動を求めてきました。
同労働組合は、@兵庫県内の加古川工場への配転と正社員化、A派遣労働者の雇用安定、を要求し1か月のストライキをたたかいました。
要請で、派遣で働く日系外国人の女性労働者は、「5年間働いてきて誇りも持っていた。早く解決してほしい」と訴え。
準社員(有期雇用)の男性は、「10年前から派遣で働きはじめ2年前に準社員になった。製品の不良率を大幅に引き下げるなど頑張ってきたのに、工場移転で首切りとは許せない」と語りました。
「正社員も、準社員も、派遣労働者も、みんな神戸で働きたいと思っている」「毎日が不安で不安でしょうがない。家族も心配している」など、一人ひとりに神戸での生活と家族があることも伝えられました。
対応した厚生労働省職業安定局の担当者は、「申告については最優先ですみやかに対処し、派遣法違反があれば指導する。準社員も不当な解雇にあたらないか、兵庫労働局全体で対処するよう指示したい」と答えました。
申告した派遣法違反の問題だけでなく、準社員の解雇問題にまで話題がひろがり、非常に有意義な要請行動となりました。安定した雇用を確保するまでがんばろう!
要請には、この問題を市議会で取り上げ、市長からバンドー化学に「雇用確保の要請文」を出させた森本真神戸市議、兵庫労連の北川事務局長、全労連の寺間組織局長も同行してくれました。
★きょうは、8月に出された「09年人事院勧告」について、人事院からレクチャーを受け、国公労連との懇談も行いました。