１１日、長年大正区で業者後援会会長を務めていただいた沖谷さんの「お別れ会」。先日「しんぶん赤旗」の訃報欄にお名前を見つけたとき、やさしいお顔が脳裏に浮かび出席させていただきました。小谷みすず大阪府議、矢達幸大阪市議、小原孝市議市政対策委員長らと。

　私は、９５年に初当選してからの６年間、参院商工委員会（経済産業員会）に所属し、大型店の出店を自由化する「大店法」廃止に国会で反対の論陣を張っていました。そうした関係もあり、「千島ガーデンモール」や「アークランドサカモト」など大正区に大型店が出店する計画がもちあがるたびに現地調査に招かれました。そのとき、まだ３０代だった私に、丁寧かつ気さくに説明してくれたのが沖谷さんでした。

　「お別れ会」には大勢の民商の仲間が集まりました。次々と語られる思い出話を聞きながら、業者運動、後援会活動が、一人ひとりの心と心のつながりで成り立っているんだということをあらためて教えられた気がします。沖谷さん、ありがとうございました。どうか安らかにお眠りください。

　１２日、川上貫一碑前祭に参加。川上貫一は、旧大阪２区から選出された日本共産党衆議院議員（１９４６年から６８年没まで）であり、優れた社会事業活動家でもありました。１９５１年１月、「再軍備反対、全面講和」を主張する代表質問を行って懲罰委員会にかけられ、陳謝要求を拒否したために、３月、議員を除名されました。まさに党と国民を代表する気骨の代議士です。

　西淀病院の敷地内にある川上貫一記念碑の前で、毎年、碑前祭がおこなわれます。橋本敦元参院議員、姫野浄元大阪市議はじめ川上貫一とともに活動した諸先輩とともに、残念ながら川上貫一と直接接する機会のなかった宮本たけし衆院議員や私などが、ともに遺志を受け継いで、社会進歩とそれを支える強大な党建設への決意を固めあいました。