2009年09月10日
厳かな式典でした。第28回全国消防殉職者慰霊祭(主催:財団法人 日本消防協会)に来賓として出席。防災の任務を遂行中、不幸にして尊い犠牲となられた全国の消防職団員の功績を称え、敬意と感謝を捧げるとともに、安心・安全な社会実現への誓いをあらたにするために、毎年慰霊祭がおこなわれています。
消防行政を所管する参院総務委員会の委員である私にも案内が届き、初めて出席させていただきました。麻生首相、佐藤総務相、江田参院議長も出席されていました。
今回あらたに合祀されたのは、昨年11月に滋賀県彦根市で登山遭難者の捜索中、谷に滑落し亡くなった消防司令長、今年6月に神戸市で工場火災の消火活動中に熱気と煙に巻き込まれて亡くなった消防司令など、9名の方々です。
ご遺族の中には、まだ幼い子どもを胸に抱いた女性や、杖をたよりに一歩一歩祭壇に歩み寄る年配の女性の姿もありました。地域住民の安心・安全を守る消防活動は、こうした殉職者の尊い犠牲とご遺族の悲しみの上に成り立っているのだということを強く感じました。
片山虎之助・日本消防協会会長(元総務相)は、「できるだけ少なくしたいが、毎年10人前後の殉職者がある。誠に残念。安全指導や消防装備等の充実強化など、公務災害の発生を少なくするための努力に力を注ぎたい」とあいさつ。
安心・安全な社会をつくるために政治の舞台で奮闘することを、殉職された方々に誓いながら献花させていただきました。