2009年08月25日
きのうから街頭演説の内容を完全に一新しています。@日本共産党は、総選挙後の新しい政治局面で、「建設的野党」として“2つの仕事”にとりくみます、Aすでに「建設的野党」として現実政治を動かしています、という柱です。
すでに現実政治を動かしている、という点では、この土日のTV討論会で、志位委員長が「日米核密約」について「公表し破棄すべき」と問題提起したことに対し、民主党・鳩山代表が、「政権交代すれば、調査し報告する」「(核持ち込み拒否を)アメリカにOKをとるまでがんばる」と言明したことはとても大きな意義があります。
新しい日本政府が、核密約を破棄し、名実ともに「非核の日本」になれば、世界に向かって核兵器廃絶を堂々と訴えることができるようになるとともに、北朝鮮に対しても「日本は持ち込みも拒否する。あなたがたも核開発をやめて核を放棄せよ」と強い態度で臨むことができます。
そうした、世界と北東アジアの平和にとって、非常に大事な前向きの変化の可能性を、民主党政権ができる前のいまの段階から引き出したのが、日本共産党であり、志位委員長なのです。
さらに、民主党が間違った方向に行くことに“待った”をかける役割も、すでに発揮されつつあります。22日付けの「しんぶん赤旗」1面で、兵庫県農業協同組合中央会会長の石田正さんがインタビューにこたえてくれました。
「私たち農協は、民主党が掲げた日米FTA(自由貿易協定)は断固粉砕だということで、運動していこうとなっています。関税が撤廃されて安い農産物が入ってきたら、日本農業は負けてしまいます。そしたら農業はなくなっていくと思う」
「自公政府もオーストラリアとのFTAの交渉をすすめています。それなのに自民党は日米FTA問題で民主党を非難していますが、これはおかしい。日豪はよくて日米はダメというのは整合性がない」
「共産党は、日米FTAに断固反対ですね。私たちと同じです。価格保障や所得補償も政策にしておられます。がんばってください」
いまや、“安全で安定的な食料は日本の大地から”“日本農業を守ろう”と、農家や消費者と一緒にがんばれるのは日本共産党しかないのです。
こうした、すでに現実政治を動かしている実際の姿も語るなら、「建設的野党」が伸びることの「国民的意義」を、広範な有権者にわかってもらうことは難しくありません。
きょうは午前中、大阪市内の平野区、午後は住之江区で街頭演説。どこでも通行人の足が止まり、聴衆が膨らみました。やはり有権者は、最後まで“考え中”のようです。
夜は、此花区と豊中市で演説会。どちらも会場いっぱいの参加者で、「こんどこそ勝ちたい」「ぜったいに勝とう」との熱気を感じました。屋内でも同じ柱で演説。「元気が出た」「よくわかりました」「感動しました」などの感想と、ぎゅうっと握る強い握手をたくさんいただきました。がんばりましょう!