2009年08月06日
「みのもんたの朝ズバッ!」にはじめて出演。各党代表と「税金ムダづかいの削減」をテーマに討論しました。
「ムダづかいの削減」なら日本共産党の真骨頂。他党が言えない「年間5兆円にのぼる軍事費」「大企業・大資産家へのゆきすぎた減税」という「2つの聖域」に切り込むべきだとバシッと発言できるよう準備して臨んだのですが…
TBSのスタジオに入ると、@公共事業は減らせるか、A天下りはなくせるか、B国会議員は減らせるか、という流れのシナリオになっていました。
ありゃりゃ、どうしよう、タイミングを見て自分から「2つの聖域」を持ち出すか、なんて考えている間に本番がスタート。これは腹をくくってやるしかありません。
案の定、司会のみのもんたさんから私への最初の振りは、「すでにはじめてしまった公共事業はどうするんですか?山下さん」という質問でした。私は、「引き返す、勇気が大切、冬の山、だと思います。ムダだとわかりながら事業を継続すれば、さらなるムダを増やすことになる」と回答。われながらうまい表現ができました。
続けて、公明党の代表が、「事業仕分け」で無駄を省いてきたと説明したのに対し、1970年から住民の反対で凍結されていた「東京外環道」(練馬−世田谷間)が2009年度補正予算で復活したと指摘。
地下40メートルの深さに、直径16メートルの巨大なトンネルを2本通す計画で、事業費は1兆8千億円。1メートル1億円の道路です。しかも、オリンピック誘致をめざす東京都のパンフレットには、東京外環道がなくても「渋滞は解消できる」と書かれています。
「必要のないムダな道路の復活だ。事業仕分けなんてされてない」とピシャリとやりましたが反論はありませんでした。
その後も、「税金のムダづかいの大もとにある“政官財のトライアングル”を断ち切ることが必要。そのために天下りの禁止と企業・団体献金の禁止がカギ」と発言。
国会議員定数については、「議員は国民の代表であり、国政と国民をつなぐパイプだ。パイプが細ければ細いほどいいという議論はおかしい。身を削るというなら、真っ先に削るべきは国民の血税を山分けする政党助成金だ」と主張しました。
民主党がマニフェストに「衆院比例定数80削減」と書いてあることについても、「衆院は480の定数のうちすでに300が小選挙区。小選挙区では2位以下の多数意見が切り捨てられる。選挙制度は、国民の多様な意見を鏡のように議席に反映させる比例代表を基本にすべきだ。比例定数の削減には同意できない」と述べました。
というわけで、あっという間の40分間でした。「太田総理」のように収録後に編集される番組と違い、生放送の「朝ズバッ!」は言ったことがそのまま放送されるので欲求不満が残りません。(写真は、出演後のスタジオでほっとする私)
ただ、「2つの聖域」を持ち出すタイミングがなかったことは残念でした。
けど、それも大丈夫。「朝ズバッ!」出演を終え、ただちに新幹線で大阪へ。街頭演説や屋内演説会で、「朝ズバッ!ごらんになって頂けました?本当はもっと言いたかったことがあるんです」と切り出し、「日本国民の税金でグアム島につくる米軍住宅は1戸8100万円。寝室が4つもあります。日本の若者が派遣切りで大勢ホームレスになっているときになんでこんなことができるのか!自民党には愛国心がないのか!」と演説。
聴衆の「そーだーっ」の反応に、スタジオでの心残りもスカッと解消できました。
阪南市で、坂原利満市議と交代するほりうち良子さんと。門真市で、衆院大阪6区やの博之候補と。羽曳野市で大阪14区野沢みちあき候補、若林信一、ひろせ公代、ささい喜世子、嶋田たかしの4人の市議候補と。
「朝のテレビ観たで」「ようしゃべってたなあ」「ええ男に映ってたで」などたくさんの方に声をかけていただきました。さすがみのもんたさんの視聴率は高い。