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街頭演説のニューバージョン考えました

2009年07月15日

 麻生首相の解散・総選挙日程宣言を受けて初めての街頭演説。大阪市内6カ所で。きょうの大阪市内は、肌をさす強い日差しと、台風のような暴風が吹き荒れる、まるでいまの政界さながらの気象模様でした。

 都議選のたたかいをふまえ、演説・論戦の内容を発展させる必要があると感じています。きっかけはHPに寄せられた2通のメール。

 「大企業にものを言える共産の議席は絶対に必要です。でも民主批判はあまりよくない。初めから民主と政権協力しないと決めつけないで下さい。ともあれ総選挙頑張って!」

 「(都議選では)政策と関係ないところでの民主批判を前面に出した。結局、この路線は無党派層に支持されなかった。多くの有権者には、鳩山故人献金問題だけを執拗に攻撃し続けた自民党と同じに見えたのではないか」

 う〜む。民主党批判に対する批判です。この意見は特殊なものなのか、それとも広い層のものなのか。わが党の各候補のHPを覗いてみると…

 お、ありました。衆院比例候補・瀬戸恵子さんの7月14日の活動報告です。

 演説中に、聞いてくれていた一人のおじさんが近づいてきて、「今の時期、民主党批判して、民主党減らすようなこと言うんはおかしいんじゃないか?自民党を減らすことが大事やろ?」と言われたというのです。

 やはり、こうした意見はかなりあるようです。しかも、日本共産党に比較的好意を持ってくれている方のなかにも。その外側の無党派層ではもっと強いと思われます。 

 こうした声をどう受け止め、どう演説や論戦を発展させるか――これから総選挙をたたかううえで、ものすごく重要な点です。

 有権者が、わが党の民主党批判を批判的に見るのは、自公政権への強烈な批判と一体のものだと思います。

 国民のなかで貧困と格差を劇的に拡げながら、国民の苦しみに心を寄せることなく、内輪もめに終始する政治が、国民から見放されるのは当然です。

 そのときに、民主党を批判すると、それが事実にもとづくものであっても、「自民か、民主か」「政権選択選挙」という大キャンペーンのもとでは、日本共産党が“政権交代=政治を変えること”に消極的であるかのように映るのかもしれません。

 自分の1票で政治を変えたいという思いに、「自民もだめだが民主もだめ」と“水をさす”のではなく、より前向きに、積極的にアプローチしてくれる日本共産党、というイメージが伝わるように(イメージだけじゃなく本当なのですから!)する必要があると思います。

 というわけで、街頭演説のニューバージョンを考えてみました。骨子は以下のとおり。
 
             ※        ※        ※

 いよいよ解散・総選挙です。これまでの自民党、公明党の政治のもとで、皆さんの暮らしはいかがでしたか?若者はどんどん仕事がなくなりました。お年よりも、医療・年金・介護の負担が年々重くなるばかりです。

 国民のなかで「自民・公明政権ノー!」「政治を変えたい」との思いがパンパンに膨らんでいます。こんどの選挙で政権が交代するのは当たり前です。

 そのうえで、いま問われているのは、国民の手で、どんな新しい政治をつくるのか、どんな社会をつくるのか、ということではないでしょうか?日本共産党は、次の3つの中味で、国民とともに新しい社会をめざします。

 第一は、まじめに働いたら、まともに生活できる「ルールある経済社会」をつくることです。(と、日本とヨーロッパの“人間らしく働くルール”の違いを簡潔に紹介)

 第二は、お年寄りが安心して老後を過ごせるように、税金の使い方、集め方を切りかえることです。(と、後期高齢者医療制度をパネルで批判)

 第三は、大きく変わりつつある21世紀の世界に、憲法9条を掲げて積極的に働きかける自主・自立の平和外交です。

 以上、3つの中味で、日本共産党は国民とともに新しい政治をめざします。いいでしょ?日本共産党が自民・公明政治を大もとから転換できるのはなぜか。そこには2つの理由があります。

 ひとつは、企業献金をキッパリ拒否し、財界・大企業にはっきりモノがいえる政党だからです。

 もうひとつは、アメリカとの軍事同盟優先の関係をやめて、対等平等の日米友好関係をめざす政党だからです。

 「いまの政治を変えたい」とのみなさんの願いを、どの政党に託せば、当面だけでなく未来に生きるのか。よく考えていただいて、ぜひ日本共産党に託してください。

 衆議院選挙は一人2回投票します。比例代表は政党名で投票します。全国どこでも「日本共産党」と書いてください。小選挙区は候補者名で投票します。日本共産党の候補者をよろしくお願いします。
 

             ※        ※        ※

photo いいです!街頭でも通行人の足がけっこう止まります。政治を変えたい、でもどう変えたらいいんだろうと模索している有権者の気持ちに、「こんな方向でどう?」とぐいっと前向きに働きかけることができる感じです。

 街頭での10分間演説で全面展開はできませんが、3つの中味のひとつだけでもリアルに語れば伝わります。

 よし。これをベースに、ブラッシュアップしようっと。

 きょうは、吉井英勝衆院議員、宮本たけし衆院比例候補、吉永ともゆき衆院大阪2区候補、ちばあつこ同3区候補、がもう健、山本陽子両大阪府議、いなもり豊大阪市議といっしょにマイクを握りました。




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