びっくりしました。午後2時過ぎ、「日本郵政社長人事をめぐり鳩山総務相が辞任」とのニュースが飛び込んできました。

　3日前の参院総務委員会で、私の質問に対し、｢信念にもとづいて判断する｣と西川社長の続投を認可しない決意を語った鳩山総務相でしたが、麻生首相による事実上の更迭です。

　はっきり言って、麻生首相の方が間違っています。｢かんぽの宿｣の売却など国民に多大な被害（私は｢6つの責任｣があると指摘しました）を与えた西川社長の経営者としての責任を、鳩山総務相は早くから問うていました。

　鳩山流に言うなら“政治家になって自民党大臣と意見が合うことはほとんどなかったが、今回については8割方理解できる”という感じでした。

　結局、麻生首相は国民の気持ちがわからない人なのです。国民生活を一気に破壊した小泉・竹中路線、弱肉強食の経済政策から一歩も抜け出すことができないのです。

　自民党政治の根本的転換は国民の手で行うしかありません。