2009年05月26日
25日、予算委員会の質問に備え早めの昼食をとっていると、北朝鮮が核実験をしたらしいとのニュース。驚きとともに怒りを覚えました。
オバマ米大統領の核兵器廃絶演説など、世界のなかで核兵器廃絶に向かう新たな機運が高まりつつあるなか、核実験を強行したことは、まったくの逆行であり、世界への挑戦です。
私は、午後の予算委員会の質問冒頭、北朝鮮の核実験に厳しく抗議するともに、北朝鮮政府に対し、@これ以上の核実験を厳に慎むこと、A核兵器及び核兵器開発計画を放棄すること、B無条件で6カ国協議に復帰することを強く求めました。
委員会室では自民党議員からも「そうだ」「いい意見だ」の声。(おそらく、直前の民主議員の質問が、日本政府の対応を非難することに終始したからでしょう)
26日にもミサイルを発射するなど暴走を重ねる北朝鮮に対し、国際社会はどう対応するべきか。自民党内からは「日本は敵基地攻撃能力をもつべき」との意見が出ていますが、暴走に対し暴走で臨んだら、北東アジアは大変な事態になってしまいます。
いま一番大事なことは、国際社会が一致して、北朝鮮に@ABを断固として要求することです。暴走する相手だからこそ、冷静に対応しなければ、問題を平和的に解決することはできません。
★さて、話はがらりと変わりますが、「安倍元首相はNHKの番組改変にかかわった前歴がある」という私の総務委員会での発言を会議録から削除せよと、自民党が求めていた問題が決着しました。
25日、26日の参院総務委員会の理事懇談会、理事会で、@会議録はそのままにすること、A総務委員会でNHK問題の集中審議を行うこと、が確認されました。
言論の府として、きわめて妥当な決着です。先日のBPO意見書も踏まえ、あらためてこの問題を委員会で取り上げたいと思います。自民党も、質疑でただせばいい。お互い大いに論戦をやりましょう。