2009年05月16日
午前、党本部で「世界一高い学費」と「貸金業化する奨学金制度」の問題での質問準備会議。今年の新入生アンケートでも「親や親戚に負担をかけるのがつらい」との声が多数あったといいます。世界経済危機の影響で、日本の若者たちの「学ぶ権利」がますます保障されなくなっています。学費免除制度の拡充と給付制奨学金の創設は待ったなしの課題です。
午後、大阪に帰る新幹線の中で偶然聴いたNHKラジオが、民主党の代表選挙の模様を生中継していました。ナンデ???自民党総裁選も毎年のように無批判に垂れ流したNHK。「2大政党」を意図的に浮上させるやり方は、放送法の「不偏不党」の原則からみて大いに問題ありです。民放以上に深刻なNHKのこうした傾向は、国民監視の下でただされなければなりません。
夕方、夕刊各紙に「神戸で国内初感染 新型インフル」の大見出し。渡航歴のない高校3年生が国立感染症研究所の詳しい検査で感染していることが確認されたと。同じ高校の2人も陽性反応が出ているらしい。神戸市は、3人が通う高校の周辺区の小中高校と幼稚園の7日間の休校・休園を決めました。
いよいよ、国内で人から人への感染が広がっている可能性があります。水際での対策から、地域での感染拡大防止を主眼に置いた対策に移行しなければなりません。
公共放送としての使命にかんがみて、この問題のほうが断然、放送の優先度は高いはずだ、と感じました。