あったか連帯ウェブ 日本共産党参議院議員山下よしき
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官製ワーキングプアで質問 障害者への虐待で懇談

2009年05月12日

 ★朝、新聞各紙を一読。さすがに民主党・小沢代表の辞任について、小沢氏の説明責任と民主党の自浄作用の欠落を指摘するものが多かった。しかし、国会内の民主党議員からは“小沢辞任、代表選で反転攻勢だ”とのうかれた空気が伝わってきます。

 何度も言いますが、西松建設の違法献金問題は、小沢氏が代表を辞めればすむという問題ではありません。疑惑の解明は、政治家、そして政党としての国民に対する責任です。

 そもそも、ゼネコンから何億円も受け取りながら「やましいことはない」と開き直る政治家、それを不問にする政党に、わずかな年金で「おかずのないご飯を食べています」という高齢者の気持ち、懸命に働いても月10万円あるかないかの非正規労働者の気持ちがわかるのか?政治の根本姿勢にかかわる問題として、引き続き発言していきたいと思います。

photo ★午後、総務委員会で「公共サービス基本法」の質疑。全国で50万人にも上る地方自治体の非正規職員が“ワーキングプア”になっていることについて鳩山総務大臣に質問。総務省が4月24日に出した「通知」が、非正規職員の待遇改善どころか、「雇い止め」乱発にならないよう釘をさしておきました。

photo ★障害者に対する虐待を防止する運動に取り組んでいるみなさんと国会内で懇談。虐待を受けた当事者たちの証言を聞いて「う〜ん」とうなってしまいました。

・ 入所施設を備えた職場で殴るけるの暴行を受けたうえに障害者年金を横領されていた。
・ 成年後見人に年金証書を担保にして銀行から借金させられた。
・ 煮えたぎったコーヒーを飲まされた。顔がいいか腹がいいか聞かれてボクシンググローブで殴られた。唐辛子や墨、キャラメルの包み紙を食べさせられた。

 など、各地で起こった人権侵害が切々と語られました。「しごとがいやになりました」「いままでひとにやさしくしてもらったことはありません」「うらぎられてゆるせません」「おかねをかえしてほしい」。彼ら彼女らの一言一言に、人間の尊厳を踏みにじられたことへの怒りと悲しみが込められていました。

 現在、支援者とともに裁判を闘っている人たちですが、こうして表に出てくる障害者に対する虐待はわずかしかないと、支援者の方は口をそろえます。「当事者が権利がどのように侵害されたのかわからない。まわりの支援が絶対に必要。そうでなければ泣き寝入り」「障害者、とくに知的障害者は、自ら助けを求めることができない。そのことを前提に『障害者虐待防止法』をつくってほしい」

 人間として許せない行為がどうして各地で起こるのか、防ぐにはどうしたらいいのか、
私も真剣に取り組みたいと思います。党厚生労働部会長の高橋千鶴子衆院議員と。

 ★夜、党本部で日中理論会談報告会の2日目。不破さんは、「新自由主義」をどう定義しどうみるか、資本主義の生命力をどう評価するか、1930年代の大恐慌へのアメリカの対応をどう評価するか、ヨーロッパの社会市場経済の発展モデルの見通しはどうか、など中国側からの質問項目に沿って回答内容を報告してくれました。

 ヨーロッパで、人民のたたかいによって資本の横暴に対する社会的規制が進んできた歴史の話はたいへん確信になりました。そう。はじめからヨーロッパの「型」があったわけではないのです。闘争によって「型」がつくられてきたのです。

 現在、日本で前進している「非正規切り」に対する社会的反撃が、日本における社会的規制強化、「ルールある経済社会」実現へのいちばんの大道であることを、いっそう深くつかむことができました。


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