2009年04月28日
昨日提出された09年度補正予算案の各党代表質問が衆参両院の本会議場で行われました。参院の代表質問を衆院と同日に行うのは珍しく、誰も予想していませんでした。前日の自民、民主の参院国対委員長会談で突然決まったもので、ウラになにがあるのかはよくわかりません。
突然の質疑ということもあるのでしょうか。きょうの参院の代表質問ははなはだしく盛り上がりに欠ける内容でした。
過去最大の国債発行のツケを2年後の消費税増税で庶民に押し付けようとする麻生首相なのに、自民党の質問者は「総理の国債発行に賛成します」というだけ。
公明党の質問者は、「定額給付金の支給も始まり明るい兆しがみえてきた」と国民の暮らしの深刻さなどこ吹く風。
民主党の質問者からも、国民の生の声は聞こえませんでした。
本会議場に座って1時間半。自民、公明、民主と首相や閣僚のやりとりをただ聞いているだけというのは本当につまらないし悔しい。
10議席に届かない会派の代表質問は、本予算提出時の政府4演説に対する質疑のみとする、という参院だけの不当な排除ルールは撤廃すべきです。
なにより、日本共産党の議席をドンと増やし、国民の暮らしの生の叫び、願いを堂々と本会議場に響かせることができるようしなければなりません。
質疑応答の内容よりも、そのことを強く感じました。
★午後、経済専門誌の記者氏から取材を受けました。「郵政民営化の総括」がテーマ。この間の郵政資産売却、簡保未払いの質問に注目してくれたようです。
このところ、毎週メディアの取材を受けるようになりました。国会質問が注目されるのはうれしいことです。