「ストップ派遣切り！労働者派遣法の抜本的改正を！４・２２院内集会」（主催：全労連）に参加。全国各地から「派遣切り」とたたかう労働者167人が集まりました。

　ホンダ栃木工場で11年間働き、昨年11月に雇い止めになったAさんがマイクを握りました。

　「4300人の期間従業員の解雇が発表された。何もなければ私も4300分の1にすぎなかった。今回、労働組合（JMIU）に入り、団交し、裁判に訴えたことで、私にも名前があるんだと示せた。他の人たちにもそれぞれ名前があり生活があるんだと示したい」

　ものすごい言葉です。｢私にも名前があるんだと示せた｣。ここに非正規労働者の置かれた真実があり、たたかうことで人間の尊厳をとりもどす姿があると感じました。

　13年前に日本に来たブラジル人Bさんが訴えました。

　「ずっと派遣で働いてきた。3月20日にみんな解雇された。私には妻と子どもが3人いる。ブラジルに帰ることは考えていない。あきらめたら勝利の女神はほほえまない。がんばります」

　なんて強いんでしょう。守るべき家族をもつ人間の、一歩も引かない気迫を感じました。
　
　名前も、生活も、家族もある一人一人の人間を、まるでモノのように扱い、ポイと使い捨てる――そんな企業と社会をつくったのは政治です。

　しかし、“私たちの社会はこれでいいのか！？”と、立ち上がった彼ら彼女らが人々に問いかけてくれました。

　政治の場に身を置く者として、腹の底からファイトが湧いてきました。彼ら彼女らに連帯してがむしゃらにがんばりたいと思います。

　国会議事堂正面の庭園のツツジがきれいでした。