★派遣労働者が立ち上がり直接雇用をかちとったJMIU日本トムソン支部のみなさんの座り込み行動を激励。品川の日本トムソン本社前で。

　日本トムソンは東証一部上場のベアリングメーカー。派遣労働者に対し、偽装請負も含め５年以上も働かせながら、契約途中の３月末での解雇を通告してきました。２重３重に違法なやり方です。

　派遣労働者１３人は労働組合に加入し、正社員化を求めて労働局に申告。労働局は派遣法違反などを認定し、直接雇用を促す是正指導をおこないました。

　労働組合との交渉で日本トムソンは、期間社員として直接雇用すると回答。「派遣切り」とたたかう全国各地の労働者の先陣を切る大きな成果です。心から敬意を表したい。

　同時に、これでバンザイとはいきません。期間社員としての契約期間は９月末まで。契約更新は経営環境の改善が条件です。諸手当がないため減収になるなどの問題点もあります。

　立ち上がった派遣労働者に話を聞きました。みんな若い。２０代３０代が中心です。女性もいます。その多くは、派遣労働の期間制限（原則１年、最大３年）を超えて、４年、５年、６年と働いています。

　「いまの要求はなんですか？」と質問すると、「正社員になりたいです」と即答えが返ってきました。周りのみんなも頷きます。

　「そうですよね。日本トムソンが４年も５年も６年もみなさんを使うのは、みなさんが必要だからです。みなさんがいなければトムソンの仕事は出来ないということです。なのにモノの様に使い捨てるなんて、みなさんにとっても、日本社会にとっても許されないことです」と激励。

　「ぜひ国会で取り上げてください」との声も。まっすぐな彼ら彼女らの目を見ながら、その願いにどうこたえるか、真剣な対応を心に誓いました。

　★議員会館で、全国保育団体連絡会（全保連）の実方事務局長より、「待機児急増」など保育の現状と打開の方向についてレクチャーを受けました。ぜひ国会で取り上げたい。

　★日本医療労働組合連合会（医労連）の大村副委員長から、深刻な看護師不足問題についてレクチャーを受けました。ナースウェーブなどの運動の歴史、看護職員確保法の改正要求など、問題の中心点がよくわかりました。この問題も国会で取り上げたいと思います。