かんぽ未払いに反響 北朝鮮決議 デジサポ いのちのポスター
2009年04月08日
★昨日質問した「かんぽ生命」の保険金未払い問題は、新聞各紙、TV各局で大きく報道されました。きょうも何社かの記者さんから取材が…
郵政公社時代の4年間だけで140万件もの未払いがあるわけで、その前後も含めると膨大な数になる可能性があります。国民の資産にかかわる大問題です。
すみやかに国民に公表・お知らせし、国民の協力も得て解決に当たるべきです。その観点から引き続きウォッチしたいと思います。
★けさの参院本会議では、「北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議案」が採決されました。日本共産党が反対した理由は次の3点。
@発射されたものが「ミサイル」だと断定しているが、日本政府も断定していない。国会が根拠なしに断定すべきでない。
A「ミサイル」だと決めつけ、それを前提に「国連決議に違反」したとしているが、こうした断定はできないはず。
B「我が国独自の制裁を強めるべき」としているが、これは、これ以上状況を悪化させる行動をとらないという6カ国協議の合意から逸脱する。
★日本共産党は、これまで、北朝鮮の数々の国際的な無法行為をもっともきびしく批判してきた政党です。(ラングーン事件、日本漁船銃撃事件、大韓航空機爆破事件など)
自民党が金丸訪朝団、社会党が田辺訪朝団を送り、公明党が共同声明を発表するなど、他党が金日成を礼賛していた時代から、北朝鮮の無法行為を正面から批判してきました。
今回の北朝鮮のロケット発射についても、日本共産党は、「地域の平和と安定に緊張をもたらす恐れのある行為であり、きわめて遺憾である」との立場を表明、発射前から北朝鮮につよく「自制」を求め、発射時にも「きわめて遺憾」とする志位委員長の談話を発表しています。
しかし、数々の国際的な無法行為をいまだ清算していない相手(北朝鮮)だからこそ、よって立つ足場をしっかりさせてものをいう必要があります。
根拠なく「ミサイル発射」と決めつけ、それを前提に、国連決議違反、独自制裁強化と突っ走るのでは、北朝鮮に対し逆に説得力を持たないものとなってしまいます。
それでは、北朝鮮による核兵器開発をやめさせるという、日本にとっても国際社会にとっても、もっとも重要な目的を達成させるための外交交渉につよい立場で臨むことができません。
むしろ、6カ国協議での対話再開に向けた努力に障害を持ち込むことになります。
ましてや、自民党内で噴出する「ロケット発射基地攻撃」論や「日本核武装」論は、北朝鮮の核武装を是認することになり、「人類を破滅に導く議論」(自民党・山崎拓元副総裁)です。
冷静で道理ある立場で臨むことこそ、北朝鮮に対するもっとも強い立場であり、日本と地域の安全に真に責任を負う立場であると考えます。
★国会に、人間らしく働くルールを、派遣法抜本改正を、とJMIUや全労協の皆さんが請願デモ。政府・与党は「追加経済対策」を策定中ですが、大企業の身勝手な首切り・人減らしを放置して、日本経済の再生はありません。
★参院議員会館ロビーで、「デジサポ」(総務省テレビ受信者支援センター)の出張説明会が行なわれているので立ち寄りました。2011年7月24日までに、地上テレビ放送は完全にデジタル放送に移行し、アナログ放送は終了する予定とされています。
高齢者や低所得者が、デジタル放送受信に必要なテレビまたはチューナー、アンテナなどを購入できるのか、設定・操作できるのか心配されます。そこで、各県に1カ所以上「デジサポ」が設けられ、「デジタルテレビ受信のお手伝い」がされることになっています。
★大阪・西淀川区の社会保障推進協議会から「いのちを守るネットワークポスター」が届きました。労働者、高齢者、子どもにまで貧困が広がるなか、「こまったときは…お気軽にご相談ください(相談無料)」と呼びかけ、労働組合や民主団体の電話番号が書かれたこのポスターを、区内に1000枚張り出すとのこと。とっても大事な取り組みです。