「そんなことでは俺たちの運動がうそになる」(多喜二)
2009年03月25日
朝、参院本会議。民主党若手議員から「お騒がせしています」と声をかけられる。「どうなるんですかね」とたずねると、「あれじゃ総選挙は戦えません」との返事。昨夜の小沢代表の続投表明に党内でも相当不満がある様子。
代表の進退は民主党の党内問題だが、秘書が起訴された西松建設からの違法献金事件について、国民の納得いく説明は昨夜の記者会見でもいっさいなかった。
「大目標は議会制民主主義の定着」といいながら、ゼネコンからの巨額の献金については「知らない」「詮索しない」で済まそうとする。
多喜二の小説に「そんなことでは俺たちの運動がうそになる」という言葉がでてくるが、それが頭に浮かぶ。
午後、明日の日中議員会議での発言原稿を、党本部国際局の意見も踏まえて仕上げる。いい内容になった。
夕刻、大阪から「若者の中で人気が高い共産党のことをちゃんと知りたくなった」という男性が来室。党本部ビルや「しんぶん赤旗」を編集・印刷しているビルを5時間かけて見学してきたとのこと。
民主党支持の労働組合の一員でもある男性の、「前の総選挙のときの『たしかな野党』っていうキャッチフレーズが、いまになって正しかったんやと感じます」との言葉にハッとさせられる。
夜、明日の総務委員会での質問骨子を厚生労働省、総務省に通告。その後さらに仕上げて宿舎着は11時。