2009年03月06日
朝、国労闘争団の大阪の大矢さんが来室。1047名国鉄労働者の不採用問題の解決を求める座り込み行動の激励要請です。さっそく議員会館前に駆けつけました。
1987年、国鉄の「分割・民営化」に反対した者は「国賊」との一大キャンペーンが展開され、国労や全動労の組合員は清算事業団へ追いやられた末、1047名が首を切られました。“お上のやることにたてつく奴はクビだ”ということです。
国労のみなさんが国鉄の「分割・民営化」に反対したのは、民営化されれば、利益第一主義になり安全が脅かされるとともに、赤字ローカル線が次々廃止されて地方を疲弊させることになるからでした。107名の死者を出した尼崎事故(2005年4月25日)にみられるように、不幸にもその危惧は的中してしまいました。
きょう配られたビラには、22年間、夫を支えた妻の手記が載っていました。
「『お父さんをJRに返してください』と必死に訴える子どもたちの姿や声は、いまも脳裏に焼きついています。生活と闘争の両立は厳しく、子どもにも『お父さんがJRに戻ったらね』と我慢をさせ続けました。
年金もかけられず大きな不安の中で、何度もくじけそうになりました。でもそんな時いつも、なれない土木作業で身も心もボロボロになりながらもがんばっている夫の姿や、愚痴をこぼしながら助け合ってきた周りの家族に励まされてきました。
今こそ気持ちをひとつにして、どれひとつ譲ることのできない3つの要求『雇用・年金・解決金』を勝ち取り、『路頭に迷わない』将来に希望の持てる解決を手にするために、悔いのない闘いをしたいと思います」
冷たい雨の中、座り込む国労のみなさんに、政治の責任で速やかに解決を図るためにがんばる決意を述べ、一人一人とがっちり握手しました。がんばりましょう!
その後、週明けの予算委員会の質問案を国対の意見も踏まえて練り上げ、夕方、政府に質問通告。その間、兵庫から、瀬戸恵子、味口としゆき、庄本えつこ、北野のりこの各衆院予定候補、堀内照文参院予定候補が来室。小池晃政策委員長の予算委員会質問を応援傍聴。政治と金の問題の追求に、自民席も民主席も声なしでした。