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シンポジウム「『非正規切り』とたたかう」で発言

2009年02月14日

photo いいシンポジウムでした。その名もズバリ、「『非正規切り』とたたかう」。主催は自由法曹団と労働者教育協会。パネリストや会場からの発言で、たたかってこそ道は開ける、たたかって道を開こうとの教訓と熱い決意がみなぎりました。

 自由法曹団・松井繁明団長の開会あいさつ、全労連・小田川義和事務局長の連帯あいさつ、日本共産党・市田忠義書記局長の国会情勢報告を兼ねたあいさつに続いてパネルディスカッション。

 私もパネリストの一人として発言しました。力をこめて訴えたのは、志位委員長の国会論戦(2月4日衆院予算委員会)で、現行法のもとでも「派遣切り」を撤回させる道はあることが明らかとなった点です。

 出来立てホヤホヤの、志位質問全文が掲載されたタブロイド版「しんぶん赤旗」号外を使って、論戦の内容を紹介しました。中心点は、@「偽装請負」で働いていた期間は、派遣期間制限(最大3年)に「通産」されることを、国会の政府答弁として初めて認めさせた、A違法「クーリング」の場合も、派遣期間制限に「通産」されることを確認させた、の2点です。

 この2点を当てはめると、製造業の大企業の派遣は、そのほとんどが「偽装請負」の時期(2003年、2004年ぐらいから始まった)から「通産」すれば、すでに期間制限の3年はとっくに過ぎていたことになります。いま「派遣切り」にあっている労働者の多くは、本来なら、派遣先企業から直接雇用、正社員の申し出でを受けて当たり前なのに、それがされないまま、逆に「首切り」されているということになります。

 そうなると、たたかいの展望が大きく開けます。すでに、パナソニック若狭では、労働者が労働局に訴えて、偽装請負の事実を認定させ、パナソニックは労働局に「派遣切り」の撤回を回答するという経験も生まれています。こうした経験を生かし、全国の職場、地域で「違法派遣ではないか。直接雇用の義務を果たさせよ」と労働局に申告する大運動を起こそうと呼びかけました。

 会場の参加者のみなさんは、よしやるぞ!という明るい表情で受け止めてくれました。手ごたえありです。

 自由法曹団の鷲見賢一郎幹事長も、自動車メーカーの脱法的な雇用形態を紹介しながら、「非正規切り」の多くが違法・脱法だと指摘。派遣切りに対して労働局に申告して派遣先に直接雇用させるなどたたかえば道は開けると強調されました。

 全労連の生熊茂美副議長は、非正規切りに抗して昨秋から約50の労組ができたと報告。いすゞ自動車で解雇撤回させるなど労組結成が情勢を動かしていると述べ、「労組に入ってたたかうことが重要だ。団体交渉をし、大衆行動で解決を迫ろう」と呼びかけました。

 新日本婦人の会の笠井貴美代副会長は、「非正規雇用は女性に集中していたが、非正規切りにあい、子どもや家族も苦しめられている」と語り、労働相談や子育てなどを通じて対話し、仲間を増やしていると報告されました。

photo いすゞ自動車で「非正規切り」とたたかう労働者からは「自分の運動で(非正規切りの流れに)歯止めをかけたい」と、ショップ99の「名ばかり管理職」を告発してたたかう労働者からは「全従業員のことを考えて裁判している」と高い決意が語られ感動をひろげました。(写真は、左からいすゞの三浦さん、佐藤さんと)

 さあ、本格的反撃のスタートです。

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