2009年02月05日
5日は久しぶりのデスクワーク。このところ、調査活動や選挙応援で各地を飛び回り、席を暖める暇がありませんでした。
国会のベテラン秘書A氏は「お呼びがかかって忙しいのはありがたいこと。喜んで行かなきゃ」なんてニコニコしながら送り出してくれるのですが、人間、たまには落ち着いて考える時間も必要ですよね。
というわけで、きょうは自宅でたまりにたまった資料に目を通し、依頼原稿を片付けるなどの時間に充てました。ずいぶん頭がすっきりした気がします。
さて、国会では麻生首相の「迷走」が止まらない様子。「私は、郵政民営化に賛成じゃなかった」「小泉内閣の一員だったが濡れ衣を着せないように」との発言が飛び出しました。
当時、郵政を所管する総務大臣だった麻生氏。郵政事業を4分社化する郵政民営化は問題ありと考えていたのなら、大臣の職を賭してでも反対すべきでした。
それもできず大臣のイスにしがみつきながら、首相になったら「じつは反対だった」「濡れ衣着せないで」とは無責任というより卑怯です。「濡れ衣」という表現に、首相が郵政民営化をどう思ってきたか、実によく表れています。
日本共産党は、当時から、全国2万4千の郵便局ネットワークが維持できなくなる、国民の財産を日米金融資本の餌食にすることになると、郵政民営化に一貫して反対してきました。「かんぽの宿」はまさにその指摘どおりの結果になりました。
首相まで「反対」を公言した郵政民営化の抜本見直しは避けられません。もちろん、言うことがコロコロ変わる無責任、卑怯な人物に、その仕事を任せるわけにはいきません。