2009年02月02日
昨日投開票の奈良・橿原市議選、北九州市議選はともに全員当選。よかった〜。じつは、先週は応援に入った大阪・茨木、岡山・倉敷の両市議選が残念な結果だったので責任を感じておりました。負けた選挙も、勝った選挙も、総選挙への教訓として生かしたいものです。
きょうは、さらにうれしいレスポンスが2つ。ひとつは、予算委員会でのダイハツ「非正規切り」質問を、党ダイハツ支部のみなさんがビラ(写真)にして先週末、門前で配布したとの報せ。「共産党はよくがんばっている」「ダイハツが細切れで契約延長しているのは問題なんや。6カ月契約をするのが筋や。でもそれを言ったら『じゃあもうやめてくれ』といわれるかもしれない」などの声が寄せられたとのこと。
もうひとつは、先週の「太田光の私が総理大臣だったら…」を見た方から党本部に届いたメール。「麻生首相の支持率20%割れ。自民党の支持率も低下。しかし民主党の支持率は自民以下。これに、共産党議員は、これは、自公対民主の2大政党という構図に国民の意識は収まりきらないことを示している発言。ズバリ、納得。その通りだと思います。自民、民主の議員のこわばった顔が印象的でした」(京都市・男性)というもの。
国会質問やTV出演にこうした響きあい、反応があるのはとてもうれしいことです。ますますがんばらんとあきません。
さて、国会では、先週に続き参院本会議で各党代表質問の2日目がおこなわれました。きょうの野党の質問はそれぞれ聴きごたえがあった。
国民新党の自見庄三郎・副代表は「かんぽの宿」の譲渡問題を質問。郵便貯金を一括管理している投資会社が、下落したオリックス株を買いあさり筆頭株主になったことを暴露、そのオリックスが「かんぽの宿」を安く手に入れたのはインサイダー取引の疑いがあると指摘しました。
鳩山総務大臣は、「入札の経過について、日本郵政からまだ詳細な説明がない。日本郵政株式会社法で立ち入り検査もできるので、視野に入れていきたい。国民が納得できるような中身でなければ認可しない」と答弁。土地代を含め約2400億円の費用がかかった70施設をオリックスに約109億円で一括譲渡しようとした問題は、どうやらウラ側に大銀行の触手のうごめきがあるようです。
日本共産党の市田忠義・書記局長は、日本経団連の御手洗会長が、自らが経営する大分キヤノンの「派遣切り」「請負切り」の責任を問われて、「キヤノンがやったのではない。請負会社・派遣会社が解雇したものだ」と平然と発言したことを、「経営者のモラルの崩壊」として厳しく批判しました。私もすかさず「経営者として堕落だ!」と合いの手。他党議員から「するどい」との声があがりました。
さらに市田さんは、後期高齢者医療制度が始まって1年近くたとうとしているが、保険料滞納者が、全国587自治体で、約1割、およそ17万人にのぼることを明らかにしました(全国保険医団体連合会の調査)。そのうえで、この制度の導入までは、お年寄りのいる世帯は、命に直結する問題だとして、保険証取り上げの対象外だったのに、原則として滞納が1年続くと、保険証が取り上げられ、事実上「無保険」状態になることを指摘。
「人の道に反する保険証取り上げはただちにやめ、長年苦労してきたお年寄りにさらに惨めな思いを強いる後期高齢者医療制度は、中途半端な見直しではなく、キッパリと廃止するよう強く求める」と、麻生首相に迫りました。麻生首相は、ただ「高齢者の納得を得られるようにしたい」というばかり。思わず「誰も納得してないぞ!」とヤジを飛ばしてしまいました。
衆参代表質問はきょうで終わり。明日から衆院予算委員会に論戦の舞台は移ります。その間、参院での論戦に備えて調査活動に精力的にとりくもうと考えています。さっそく明日から大阪で生活保護問題の調査をします。きょう夕方、そのための下準備として厚生労働省の担当者からレクチャーを受けました。