「世界はいま、新しい時代に入ろうとしています」「日本もまた、時代の変化を乗り越えなければなりません」

　――まるでオバマ演説の二番煎じのような出だしでした。きょう、国会で行われた麻生首相の施政方針演説です。

　しかし、演説が進むにつれ、「消費税増税」「日米同盟強化」など新味のない内容に、本会議場はしらけた空気が漂いました。

　「新しい時代」というのなら、世界のどこが、どう変化しているのか語らねばなりません。例えば、イラク戦争のようなアメリカの一国覇権主義が破たんに直面していること、無制限に利潤を追い求める資本の暴走が、世界中の人々のくらしを破壊していることなどです。

　しかし、首相の演説にはそうした大きな時代認識はありませんでした。これでは、いくら「新しい秩序創りへの貢献」「明るくて強い日本を取り戻す」といっても内外の人々の心には響かないでしょう。

　きょうは、午前中、自治労連自治労連のみなさんと党国会議員団総務部会との懇談。

　午後、公務労組連絡会・全労連公務部会の臨時総会で党を代表してあいさつ。

　その後参院本会議で政府4演説を聴いた後、いまから最終盤の北九州市議選の応援に飛びます。あー忙し。