住吉大社、大阪天満宮前で元日恒例の初詣宣伝。吉井英勝衆院議員、宮本たけし衆院比例、ちばあつこ同大阪３区、長谷川良雄同大阪４区の各予定候補、安達義孝大阪市議と。

「今年こそよい年となりますように」とマイクで訴えながら、頭をよぎるのは、年の瀬に仕事も住まいも失った非正規労働者のみなさんのことです。それでも、当事者が労働組合を結成するなど、反撃が始まったこと、公園での炊き出しボランティアに高校生が駆けつけるなど、あったかい連帯の輪が広がっていることは、うれしい希望ある出来事でした。

参詣者との対話で、「世界同時不況というけど、ヨーロッパではこんな大規模な派遣切りはないんですよ」というと、みなさん目を丸くして驚きます。そして「派遣をなくしたらいいと思います」と声が返ってきます。やっぱり多くの人がこの問題に胸を痛めているんですね。

元日付の各紙の社説も、大筋は“このままの社会、政治ではよくない”と転換を模索するものでした。

その中で、「しんぶん赤旗」の志位委員長のインタビューは、その模索に短期・長期の回答を示していて読み応えがありました。

とくに「私たちが昨年始めた（大企業への直接の働きかけなど）一連の行動は、何よりも労働者の苦難を打開するうえで、緊急に迫られたものでしたが、政権を担う政党へと力量を高めていく一つのプロセスとしても、意義があると思っています」というくだりは、私たちの活動のあり方を意義づけるものとして噛み締めました。

「資本主義の限界」と未来社会への展望のくだりも時代の転換点を深いところから見つめ元気になります。

学んで、しゃべって、対話してと、私自身新たなパワーを得ることができた年の始めでした。