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まずは生活保護で、住まいと食べることの安心を!

2008年12月16日

photo きりっと身が引き締まるような朝でした。気持ちがよかったので、国会議事堂正面に回ってパチリ。

 そのまま総務委員会に出席し、鳩山総務相より給与法の趣旨説明を聴取。わずか10分足らずの説明なのに、TVカメラが回っていたのは、やはり「兄弟政界再編」の話題のせい?

 ところで、昨夜のNHKスペシャルご覧になりました?「派遣切り」「期間社員切り」の問題を取り上げていました。仕事も住まいも失い、公園で寒い夜を過ごす若者の姿が映し出されました。

 「まだ死にたくない」という32歳の彼は、仕事を探すためにわずか700円余の所持金を使って公衆電話から求人情報誌でみつけた会社に電話をしていました。やっと面接までたどり着いたのはやっぱり派遣会社。夜を過ごすための毛布を抱えたまま面接に臨みましたが、結果は不採用でした。
 
 一方、高校卒業後10年間、様々な職種の非正規雇用を転々とし、路上生活も経験した28歳の大阪の男性。弁護士の力を借りて生活保護を受給できるようになりました。月12万円の保護費で賃貸住宅に入居し、安いパソコンも買って職業能力を身につけようとがんばっていました。

 役所は「アルバイトでも何でも働いて生活保護から抜け出すように」と言ってくるそうですが、彼は「二度と不安定な非正規の仕事にはつきたくない。正社員の仕事を見つけたい」と語ります。

 彼が、自分で能力を身につけながら、どっしり腰を据えて正社員としての就職先を探すことができるのはなぜか?生活保護によって住居や食事などの生活が保障されているからです。目の前の不安定雇用に飛びつかなくてもすむからです。ものすごく教訓的です。

 「派遣切り」などで生きるすべを失った人たちに、貸し付けだの再就職支援だのいう前に、まず住むことと食べることの心配がないようにする方が先です。その心配がなくなってこそ、落ち着いて安定した仕事先を見つけることもできるのです。

 政府の雇用対策に生活保護が抜けている点はただちに是正させなければなりません。

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