「きのう労働組合をつくりました」。夜、日比谷野外音楽堂に、いすゞ自動車による違法な期間・派遣社員の全員解雇の撤回と正社員化を求めて労働組合を結成した非正規労働者の声が響きました。「よーし」「がんばろう」のかけ声が飛びます。
「まやかしの派遣法改定案国会上程弾劾!派遣労働者の切り捨てを許すな! 派遣法の抜本改正をめざす12・4日比谷集会」(実行委員会主催)に参加しました。2000人を越える参加者で会場はたたかう熱気がいっぱい。日本共産党、民主党、社民党、国民新党の各国会議員も壇上に並びました。
きょうの新聞各紙に報道された請負・派遣1200人を解雇しようとしている大分キャノンからも当事者の青年2人が発言。「ボクたちにも2009年を迎えさせてください」「寮を追い出さないでください。次の仕事を探してください」。シンプルだけど胸にドスンとくる叫びです。
♪またハ〜ケン またハ〜ケン
正社員にはなれな〜い
病気になったら自己責任
家族も守ることできない(ヨイコ〜ラのメロディーで)
という替え歌も登場。なんとも先の見えない派遣労働者の暗く沈んだ気持ちがよく伝わってきました。この歌を一人で歌っていたら絶対に元気は出ないでしょう。しかし、もはや派遣労働者、請負労働者、期間社員は一人ではない。バラバラでもありません。
立場を超えてきょう2000人が集まり、全国各地で労働組合をつくって立ち上がる非正規労働者が広がっています。ものすごいことです。社会を変える地下マグマがいよいようねり始めたと感じます。
このマグマは、世論を味方につけ、使い捨て労働をけっして手放そうとしない財界にカネで縛られた諸政党の立場をも根底からひっくり返す大きなエネルギーとなるでしょう。この国の、この社会の、未来への展望が湧いてくる集会でした。
ステージ上にはたたかう非正規労働者のみなさんがズラリ。
日本共産党を代表して志位委員長があいさつ。
集会後国会までデモ行進。参議院議員面会所前でエールの交換。
あいさつする私。がんばりましょう!