けさの各紙一面には「消費税3年後上げ」の大見出しが踊りました。当たり前です。「追加の景気対策」のフタを開けてみたら、逆にくらしと景気を冷え込ませる「消費税増税宣言」だったのですから。
そんな自公政権に、人間らしく生きる権利は託せません。きょう、全国から障害者のみなさんが日比谷公園に集まりました。その数6500人。すごい。「もうやめよう!障害者自立支援法」をスローガンに、国会までデモ行進してきてくれました。野党の議員がそろって出迎え。
たくさんの人数でデモは1時間にもおよびました。車椅子や白い杖の方も大勢います。お一人お一人のお顔を拝見しながら、遠くから乗り物に乗ってここまで来るだけでも大変だったろうな…。それでもこうして来てくれるのは、障害が重い人ほど負担が重くなる「応益負担」が、生きることそのものへの攻撃だからなんだろうな…。そして、この人たちの後ろには、来ることはできないけれど同じ思いの仲間たちがたくさんいるんだろうな…そんなことを考えました。
マイクを握り締め「応益負担はやめろ〜」「ヘルパーを増やせ〜」と一生懸命シュプレヒコールを叫ぶ若い女性。「よ〜くわかったよ〜」と大きな声でこたえると、「は〜い」と明るい笑顔で手を振ってくれました。うれしいエールの交換でした。後期高齢者医療制度とともに、障害者自立支援法も、衆院の力関係を変えて一気にやめさせよう!
もうひとつ。大阪府保険医協会の「医師増員、医療費増額」を求める要請署名をもって保険医協会の住江会長とともに財務省へ。竹下亘・財務副大臣と面談。副大臣は、「私事だが息子がいま研修医をやっています。(過酷な勤務は)いまは若いからいいが40歳になったらもたないでしょう。医師は不足しています」ときっぱり。
もはや政府も「医師不足」を認めざるを得ないほど、医療現場は深刻な事態になっています。ならば社会保障の伸びを毎年2200億円削り続けるやり方はやめるべきです。その点も、「予算編成でいい答えが出せると思いますよ」と副大臣。
深刻な実態、世論と運動が、着実に政治を動かしています。こちらもがんばろう!