「3年後に消費税の値上げをお願いしたい」――夕刻6時からの記者会見で麻生首相がもっとも力んで訴えたのがこの部分でした。どこまで国民の気持ちとずれているのでしょうか。

　いま、アメリカ発の金融危機による景気悪化を理由にして、大企業が派遣労働者や期間社員を「雇い止め」にしたり、大手銀行が中小企業に対する「貸し渋り」「貸しはがし」に走っています。私のもとにも毎日具体的な報告が届いています。国民の多くは、金融危機、景気悪化の波紋がどこまで広がるか、先の見えない不安におびえています。

　そのとき、「国民の生活はなにがあっても守り抜く」「大企業の横暴勝手は許さない」と宣言すべきところを、目先のわずかなバラマキと引き換えに、弱いものに負担の大きい消費税の増税を宣言するとは…。開いた口がふさがりません。怒りすら感じます。

　この局面で将来不安をさらに膨らませるリーダーなど“百害あって一利なし”です。一刻も早い退陣を求めたい。さもなくば早期の解散・総選挙で国民の信を問うべきです。国会論戦と世論と運動でとことん追いつめたいと思います。

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　きょうは1日議員会館で活動。中小企業庁の金融担当者を呼んで、明日からスタートする中小企業への緊急保証制度の説明を受けたり、参院外交防衛委員会の新テロ特措法延長法案の審議の様子を院内TVで視聴したり、「TVタックル」の準備など。

　けさ、日本共産党元副議長の上田耕一郎さんが死去されました。突然の訃報に驚きました。私の初当選時（95年）、上田さんに大阪まで応援に来ていただき、国会では3年間、党参院議員団長として大変お世話になりました。2002年には上田団長のもとキューバ訪問も。ウエコーさんには本当にたくさんのことを学ばせていただきました。ありがとうございました。