「若者が勇気をもって偽装請負を告発したがゆえに、差別的扱いを受け、職を奪われるなどという理不尽なことは、一人たりとも、絶対に許してはならない」――衆院予算委員会に志位委員長の声が響きました。
やむにやまれず違法状態からの救済を訴えたら、自分の職がなくなる。これが日亜化学で、キヤノンで、松下プラズマで、起こっている現実なのです。こんなことを許しておいたら、企業の違法行為は横行するばかりです。
日亜やキヤノンの理不尽な雇い止めの実態を生々しく紹介し、認識をただす志位さんの質問に、はじめ「個別の事例には答えられない」とかわしていた麻生首相も、とうとう「事実とすればきわめて不当。厳正に対応する」と答弁しました。よし!
昨日、私の部屋を訪ねてくれた日亜の若者は、「私たちを雇い止めしたあと日亜は別の派遣会社から労働者を受け入れました」「私たちは生きるために他の派遣会社に登録しようとしたが拒否された」と語りました。こんな何重もの理不尽を放置してはなりません。
違法状態の是正をはかることは当然ですが、現に派遣として働いている労働者に、安定した雇用が保証されるべきです。志位質問と首相答弁をふまえ、私も政治の責任を果たさせるためにがんばりたい。2月に続き、志位さん、グッドジョブ!
志位さんの質問を新幹線のなかで聞きながら帰阪。夜、寝屋川の演説会に駆けつけました。住友電工に派遣労働者の直接雇用を約束させた宮本たけし衆院比例候補、ふるさと沖縄の心を国政にとがんばるしげた初江衆院大阪12区候補とともに私も30分の演説。
麻生首相は所信表明で「国民の暮らしから不安をとりのぞく」と述べましたが、自らが不安をつくった自覚も反省もなしに、まともな打開策が示せるはずはありません。日本共産党は違います。不安のおおもとに何があるか、どうすれば願いが実現できるか、しっかりした展望を示しています。
そのことを若者雇用、社会保障財源、汚染米の各問題で訴え。「元気が出た」「面白かった」「街頭宣伝を確信もってやれます」などの感想をいただきました。国会から戻ってきた甲斐がありました。