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但馬で医師確保・公立病院守るシンポジウム

2008年09月21日

 画期的な集会でした。「明日の地域医療をともに築く――医師確保・公立病院守れ但馬シンポジウム」(実行委員会主催)。あいにくの大雨の中、会場の出石ひぼこホールは400人の参加者で埋まりました。

photo なにが画期的かというとパネリストの顔ぶれです。公立豊岡病院長・竹内秀雄医師、公立八鹿病院長・岩井宣健医師、公立豊岡病院出石医療センター病院長・西岡顕医師、但東町高橋診療所長・新田誠医師、たじま医療生協ろっぽう診療所長・藤井高雄医師、そして私。コーディネーターは全日本民医連副会長・神戸健康共和会理事長・藤末衛医師でした。

 すごい。但馬地域にある9つの公立病院のうち、1番(豊岡)、2番(八鹿)の拠点病院病院長をはじめ、但馬の医療を担う病院・診療所の責任者の方々が、これほど一堂に会してお話してくれる機会はそうないでしょう。

 「医師不足を但馬全体の医療再編でしのいでいる状態。まず医師を集めることが必要。病院独自で修学資金貸与制度もつくった」(竹内氏)、「但馬の夜間救急廃止や診療科縮小の最大の原因は医師不足。地域の全医師が連携しているがどこまで乗り切れるか不安」(岩井氏)、「常勤医が4名から3名となり救急は22時までに制限した。それでも4カ月家に帰れない先生がいる」(西岡氏)など、リアルな実態と思いが出されました。

photo 会場ではメモをとるなど真剣に耳を傾ける姿が目立ちました。すばらしいことです。一昨年来、「公立病院再編」の名による病院つぶし(3つの小規模病院を診療所にする計画)を、住民と医師が力を合わせてストップさせてきた但馬。こうした運動が政府を動かし、四半世紀ぶりに医師数抑制政策が転換され、医学部定員が大幅に増やされることになりました。そのことに確信をもったうえで、実際に医師が増えるまでの10年間、どうがんばるか、地域の医師と住民によるあらたな探求と努力が始まっていると感じました。

 こうした探求と努力に水をかけるのでなく、それに学び応援することこそ政治の役割です。引き続き、国会でとりあげるなど、私も役目を果たしたいと思います。

 

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