きょうの大阪は台風一過で汗ばむようなお天気でした。午前中、大阪市此花区の商店街で、「後期高齢者医療制度の廃止と敬老優待パス有料化の撤回を求める区民集会」（９月２３日）の案内をかねてお店のみなさんたちと対話し、総選挙でのご支持のお願い。瀬戸一正大阪市議と。２～３０軒の対話でいろんなことがわかりました。
まず、国民の切実な要求を入り口にして対話すると、「どうしてこんな政治が続くのか」「どうしたら政治が変わるのか」と話が弾み、党支持を訴えやすいということ。
「後期高齢者医療制度についてお客さんは怒っていませんか？」と水を向けると、「高齢者はみんな怒ってる。区役所に怒鳴り込んだという人もある」（クリーニング店）、「年配のお客さんが集まると話し合いになる。少ない年金からの天引きに怒ってる」（喫茶店）。
そこで、「舛添厚労相がきのう『見直す』と言いましたね。国民世論がそこまで政府を追いつめたんやと思います。総選挙で息の根を止めましょう。８年前、お年寄りを別建ての保険にして差別する国会の決議に反対したのは共産党だけでした。この党を伸ばすことが後期高齢者医療制度をやめさせるいちばんの力になります」と訴えると、「そうそう」「ほう」と聞いてくれ、最後は「そうやなあ」となります。
お年寄りいじめの背景に、小泉内閣以来、社会保障費の伸びを毎年２２００億円づつ削ってきたことがあること、それは財界から出た要求であること、財界からの献金を１円たりとももらったことがない共産党だから一貫して反対できること、まで言えるとなおいい。
「若者の雇用も深刻ですよね。２人に１人は正社員になられへん」との問いかけにも、「そうそう、かわいそうやわ」「息子を養ってる人もこの商店街にいてる」（洋品店など）と対話が弾みます。
「派遣が増えたのは若者のせいと違います。１０年ほど前に労働者派遣法という法律を改悪して派遣労働を自由化したからです。反対したのは共産党だけでした。それがいま若者たちを苦しめているおおもとにあります。志位さんも私も派遣で働く若者たちの実態を国会で取り上げ、政府も派遣法を『見直す』と言い出しました。総選挙で共産党を伸ばして派遣法の抜本改正、若者の使い捨てにストップをかけましょう」と訴えると、「へえー」「そうなん」「がんばってほしい」と驚き納得してくれます。
安上がりで使い捨てできる派遣労働者をもっと増やせと言う要求が、財界から出た要求だったことまで言えるとさらにグー！
汚染米問題（酒屋さん、米屋さん）、大型店出店と商店街衰退問題（八百屋さん、果物屋さん）でも対話が弾みました。
要求を入り口に対話しながら、①それぞれの問題の「決定的瞬間」に各党がどういう態度をとったか、②おおもとには「大企業･財界中心」の政治のゆがみがある、ということさえ伝われば、２、３分で党への期待と支持をいただける感じです。
最後に瀬戸市議が、「こんどの選挙で政権が民主党に変わるかもしれません。けど自民党と民主党ではあんまり変わりませんわなあ」と切り出し、「そういうなかで共産党が議席を２倍くらい増やしたら変わりますよ。しゃんとした軸ができる」と訴え。「総選挙は比例と小選挙区の２票あります。使い分けができますので共産党よろしく」の説明とお願いに、商店主からは「そうやなあ」「共産党には伸びてもらわないかん」との反応が相次ぎました。
１０月３日解散、１４日公示、２６日投票で、自民と公明が総選挙の日程を固めたと報じられています。そうなれば、公示まであと２３日。いまがまさに勝負の山場です。日々、宣伝と対話の先頭に立ちながら、訴える中身を研ぎ澄ましていきたいと思います。
お昼前、此花区女性後援会のみなさんのロングラン宣伝に合流。毎週やっているそうで、きょうは２０人以上の参加で大変目立っていました。工事中のおじさんにまで署名を書いてもらい支持を訴えるなど、すでにパワー全開の様子。「カラダ壊さんようにね～」との励ましもいただき、うれしく元気になりました。がんばりましょう！
午後、ある党員グループの決起集会。私自身の宣伝、対話･支持拡大の実践をふまえた講演と質疑を１時間ほど。
