きょうも選挙本番モード。兵庫2区、3区で街頭演説、決起集会を8カ所で。あらかじめ案内されていた場所では、支持者が20人、30人、40人と集まってくれ、通行人もたくさん足を止めてくれました。ケーキ屋さんの若い女性店員が「わかりやすい話でした」と笑顔を返してくれたり、女子中学生のグループが「これあげる」とフライドポテトを差し入れくれたりと、反応も日に日に広がりを持ってきています。
それにしても、演説は生き物です。井村ひろ子・衆院兵庫2区候補と一緒に新長田駅前で演説していると、年配の男性が近づいてきて井村さんにひと言。「汚染米のことも話してくれ。あんな農水大臣には汚染米食べさせたらええんや」。ものすごい剣幕です。さっそく次の場所からは冒頭にその話を入れることに。
さらに、きょうは1カ所20分の演説時間だったので、きのうあまりふれられなかった財源問題も話してみました。自民党総裁選の5人の候補がそろって「消費税の増税は避けられない」と語りはじめたこと、麻生氏は「消費税率は10%台にする必要がある」と述べていることは重大です。
日本共産党は消費税の増税には絶対反対です。だって、所得の低い人ほど負担の重くなる“弱いものいじめ”の消費税を社会保障の財源にするほど本末転倒はありません。しかも、消費税は大企業が1円も負担しない最悪の不公平税制です。社会保障の財源を消費税に切り替えることで、大企業はそこで働く労働者の年金・医療などの保険料負担から免れることになります。その分国民が消費税で肩代わりさせられることになります。だから、財界は盛んに「社会保障の財源は消費税で」と主張するのです。
日本共産党は、@最大の無駄遣いである年間5兆円もの軍事費にメスを入れる、A大企業・大資産家への行き過ぎた減税を元に戻す、など、消費税に頼らない社会保障の財源を責任を持って示しています。在日米軍への「思いやり予算」でつくる米軍住宅の将校用にはお風呂が3つもあることを紹介すると、街頭でも驚きの声が上がります。こんな米軍への「思いやり予算」に毎年2500億円も使うことをやめれば、社会保障予算を毎年2200億円も削減してお年寄りを泣かせなくても済むではありませんか!
「思いやるなら、米軍ではなく、日本のお年寄りこそもっと思いやるべきではないでしょうか!?」と問いかけると、どこでも大きな拍手が起こりました。いい感じです。
神戸からの帰り、車中で7時のNHKニュースを聞くと、なんと米証券大手リーマン・ブラザーズが破たんしたというビッグニュースが。サブプライムローン問題の影響はまだまだ終わっていないようです。この問題でも、「金融の自由化」「金融の証券化」を厳しく批判してきた日本共産党の出番です。明日からはこれも語らなくてはなりません。
早くも声が枯れはじめていますが、あと1月半したら総選挙は終わっている可能性が大きい。毎日全力で訴えたいと思います。明日は、高槻駅前で早朝宣伝してから上京します。