いよいよ選挙本番中の活動スタイルになってきました。きょうは朝から夕方まで街頭で15回の演説。寝屋川市で党支部や市議のみなさんと。
演説時間は10分。住宅街で、駅前で、商店街で、10分間で、聴いてもらえ共感してもらえる演説内容にするのは議員・候補者のいちばん苦労するところ。
昨日の近畿ブロック議員・候補者会議の議論や、きょうの「しんぶん赤旗」で紹介されている神奈川・千葉の決起集会での志位委員長の発言が大きなヒントになりました。
志位委員長は、選挙戦で何を訴えるのかについて、「何も難しいことではありません」と強調。これまで語ってきたことがみな争点になると述べ、国民の切実な要求から出発して語ることが大事だと指摘。
そして、どんな切実な要求もそれを解決しようとすれば、異常な「財界中心」と「アメリカいいなり」の2つの政治悪にぶつかることを後期高齢者医療や雇用などの問題を例に解明。
この政治悪を大本からただす改革――異常な大企業中心主義から国民生活中心の政治に切りかえる、日米安保条約をなくして独立・平和な日本を――この2つの旗印を高く掲げてたたかおうと呼びかけました。
これで吹っ切れました。「国民の切実な要求から出発して語ることが大事」。このところ演説しながら、もうちょっとストレートに有権者に届く、解説的・論理的過ぎない中身にしたほうがいいのかなあと模索していたのですが、やっぱりそうだ!と合点がいきました。
というわけで、きょうの演説では、昨年来たくさん聞いてきた派遣で働く若者たちの生の声をいくつか紹介するところから入ってみました。いいです。自分の気持ちも入るし、聴く人もくっとこちらに耳を傾ける感じです。
繁華街のゲームセンターの中から若者が2人出てきて聞いてくれる場面もありました。よし!この線でいっそう練り上げよう。
商店街の練り歩きもやりました。ふと飛び込んだまんじゅう屋さんのご主人は「選挙どころやない。饅頭売らんとあかん」。「そうですね。まんじゅう売らなあきませんもんね。けど、若者を派遣で安く使い捨て、お年よりも年金から保険料天引き、こんな政治ではまんじゅう買うてくれる人が減りますわなあ」と返すと、「そらそうや…」。
ご主人は、近くでやった私の演説を、わざわざ店先まで出て聞いてくれました。地べたを這う活動はいろいろなドラマがあって面白い!