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抑圧された無数の人々のたたかいによって社会は発展する

2008年08月31日

photo 午前、国鉄労働組合近畿地方本部の定期大会であいさつ。国鉄分割民営化時に発生した1047名のJR不採用差別問題の全面解決に向けた運動が焦眉の急務となっています。この間のたたかいによって、裁判でも国鉄の不当労働行為、中立保持義務違反が断罪され、数字にわたるILO勧告・報告や1146本の自治体決議は「一刻も早い解決」を求めています。「雇用・年金・解決金」の要求が実現されるよう、日本共産党は国会内外でともに奮闘する決意であることを表明。

 昨日のNTTの労働組合・通信産業労組といい、きょうの国労といい、日本を代表する大企業職場で不当なリストラを許さないたたかいが不屈に継続・発展していることは、日本の労働運動にとっても、日本社会にとっても、とても大きな意義を持っているとあらためて感じました。

 NTTの「50歳で子会社へ転籍、賃金3割カット」という11万人リストラも、すべての労働者がだまって容認していたなら、日本のあらゆる企業に同様のやり方が蔓延したでしょう。通信産業労組のみなさんが、異議を唱え、そのために家族がバラバラになる遠隔地配転の報復まで受けながらも、裁判などでたたかっているからこそ、それを許していないのだと思います。

 それどころか、国労や通信産業労組のたたかいに続き、いま、労働者・国民の反撃が大きく広がっています。そのことを実感したのが、きょうの午後に参加した「まもろう生活・止めよう貧困 8・31怒りの集会」(兵庫労連など実行委員会主催)です。年金者組合や生活と健康を守る会のみなさんが後期高齢者医療制度の廃止を訴えたのに続き、ステージには若者たちが次々登場してマイクを握りました。

 「正社員だけど月100時間の残業。帰宅は深夜2時ごろで翌朝7時には出勤する。日曜日は1日中寝ていないと身体がもたない。モノのように扱われるのでなく人間らしく働きたい」(IT企業で働く民青同盟の男性)

 「非正規で鉄工所で働き始めた後輩はすぐに指を怪我して辞めさせられた。胸を悪くするほどタバコを吸って気を紛らわせていたが、青年ユニオンに誘ったら『また来ていいですか』って言ってくれた。ユニオンが彼の居場所になれてうれしい」(青年ユニオン〜波〜の女性)

 「民営化された郵政職場は非正規職員が21万人いる。僕もその一人。月8万円の賃金で、99円ショップで6枚切りの食パンとラーメンを買って、朝昼は食パン、夜はラーメン、飲み水は水道水という生活をしている。結婚もできないし希望も持てない。休みも外出する気力がない。でも組合に入ってよかったことは、同じ非正規の人と交流できたこと。声を出して運動すれば社会を変えることができるとわかったこと。まともに生活できないのは自己責任じゃない。まともに働けばまともに暮らせる社会をつくりましょう」(郵産労の非正規の青年)

 自分の言葉で現状と思いを訴える彼ら、彼女らの発言には、会場の参加者から大きな拍手が送られました。大企業職場の労働者も中小企業の労働者も、正社員も非正規労働者も、大企業の利益を最大限に追求・保障する新自由主義・「構造改革」によってともに苦しめられています。そのことを見抜き、対立するのでなく連帯した反撃が起こっているのです。

 抑圧された無数の人々のたたかいによって社会は発展する――そのことを心底確信することができた昨日ときょうの活動でした。よし、がんばろう!

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